企画主旨
ここ一連の鈴木代議士をめぐる政界の騒動の後、島民と外務省との連絡は一切途絶えた状態にあり、国後島の人々は非常に困惑した状態にあります。なぜ国会議員ひとりの影響力で、北方四島の問題が左右されるのでしょうか。また、ここ10年間に渡って外務省がおこなってきた人道支援や人的交流はいったい何だったのでしょうか。
外務省がここ10年間、私たちの税金を使って北方四島でおこなってきたことは、私たち市民にはほとんど公開されたことはありません。そればかりか、「日本固有」の領土であるはずにも関わらず、外務省はこの島への渡航を自粛させてきました。一部の人間だけがこの島とのパイプ役になっていたことが、今回のような問題にまで発展したのです。
「返還」や「領土問題」の言葉は、ときおり思い出したようにメディアを賑わしますが、21世紀を迎えた今も、「北方四島」の状況は変わらないままです。この状況下でこそ、一般市民による直接交流、そして民間外交が必要だとピースボートは考えております。
そこで、2002年夏、ピースボート独自のピザなし渡航で、500人の一般市民とともに国後島を訪問することを発表いたします。
訪問日程・訪問先
2002年8月15日〜8月30日 神戸発−南北朝鮮−サハリン−国後島−東京着 |
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国後島では、鈴木宗男代議士の利権問題で注目を集めた「友好の家」(ムネオハウス)や、日本政府のODAによって建設された発電所や桟橋の見学、そして現地の人々の家での民泊など(一部は「ムネオハウス」泊)を予定しております。 |
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同行取材募集
このクルーズへのマスコミ関係者の同行取材を受け付けております。希望される方は、別途お知らせください。(企画書を提出していただきます)
記者会見のお知らせ |
日時: |
4月19日(金)13:00〜 |
場所: |
ピースボート東京事務局
(東京都新宿区高田馬場3-14-3-2F) |
内容: |
クルーズの発表および、国後島現地状況の報告 |
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