PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.97 12月17日号
先週のピースボート
新宿で「地雷をなくそう100円キャンペーン」を実施
  ピースボートは12月12日、東京・新宿駅前にて、「地雷をなくそう100円キャンペーン」と題し、アフガニスタンでの地雷撤去への支援を訴える募金活動を実施した。
 長く内戦状態が続いてきたアフガニスタンでは、国土全体で1000万個ともいわれる地雷が埋設されたままになっている。最近は、米軍などが「人道支援」として投下する食料などをとりに地雷原に入り、被害に遭う子どもたちも増加しているという。
ピースボートでは98年から、カンボジアや朝鮮半島での地雷撤去への支援活動を行ってきている。アフガニスタンへ向けての「100円キャンペーン」は今後も続けていくことになっており、集まった基金は、地雷撤去活動を行う英国のNGO「ヘイロートラスト」、アフガニスタンのNGO「OMAR」などへ届ける。

エリトリア外務大臣がピースボート東京事務局に来訪
 TICADIII(アフリカ開発会議)参加のために来日していたエリトリア外務大臣のAlli Said Abdellaさん、同外務省アジア・太平洋地域顧問のTewoldebrban Woldemikaelさん、同政府経済アドバイザーWoldai Futurさんが、12月4日、東京・高田馬場のピースボート事務所を訪問した。
 エリトリアとはすでに6年以上の交流をつづけているピースボートだが、3氏とも事務局への来訪は初めて。ボランティアスタッフによる歓迎を受けた外務大臣は、「ピースボートで多くの日本人がエリトリアに来てくれることをとても嬉しく思っている。今後ももっと友好を深めていきましょう」と語った。


今後のピースボート
第35回ピースボートが帰港、第36回クルーズが出航へ
 今秋に出航した第35回ピースボート「地球一周の船旅」が、103日間の航程を終え、12月22日に神戸港に、翌23日に東京・晴海港に帰港する。
 客船オリビア号では、さらにその翌日、「ワンデイ・ピースボート」と題したイベントが開催予定(http://www.peaceboat.org/oneday/index.shtml)。そして25日には晴海港をふたたび出航、第36回ピースボート「地球一周の船旅」へと旅立つことになる。
 帰港・出航は一般の方の見学も可能(予約等は不要)。ピースボートのホームページでも即日報告レポートが掲載される予定だ。

南アフリカの若手ダンサーが来日、36回クルーズ乗船へ
 12月20日、第36回ピースボート「地球一周の船旅」で寄港する南アフリカから、ダンスチーム「ダビソン・ユースクラブ」のメンバー4名が来日する。
 「ダビソン・ユースクラブ」は、南アフリカ・ヨハネスブルグで、アパルトヘイトの時代、厳しい人権侵害の中で将来の展望を持てないと黒人の若者たちに、歌や踊りなどの芸術による自己表現の場をつくろうと、1980年に設立されたダンスグループ。現在は348名の若者たちがメンバーとなっている。
 今回来日するのは、17歳から26歳までのメンバー4人。第35回クルーズが帰港する12月23日には、東京・晴海港で、これまでピースボートのクルーズでダンスを通じて「平和のメッセージ」を訴えてきた「チーム・スペース」のメンバーとともにダンスパフォーマンスを披露することになっている。また、翌日に出航する第36回クルーズにも、東京〜ケープタウン間に乗船。「チーム・スペース」と共同で、各寄港地でダンスによる平和アピールを行う。

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