PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.94 11月13日号
先週のピースボート
盛岡市の修学旅行生6名がピースボート事務局を訪問
 11月8日、岩手県盛岡市立下橋中学校の2年生6名が、修学旅行の一環で、東京・高田馬場のピースボート事務局を訪問した。
 これは、修学旅行での「グループ学習」のひとつとしてピースボートが選ばれたもの。生徒たちは、スタッフによるピースボートの活動についての説明に熱心に耳を傾け、終了後にはたくさんの質問や意見が寄せられた。
 ピースボートでは、修学旅行生の受け入れを随時受け付けている。お問い合わせはピースボート東京事務局(TEL:03-3363-7561、担当:井手上)まで。

ピースボートスタッフが日韓フォーラムNGO報告会に参加
 11月10日、東京・六本木の松本治一郎記念館で、「日韓フォーラムNGO報告会〜世界はどう動いているか」が開催され、ピースボートからもスタッフの曹美樹が参加した。
 これは、参加した各NGOが、それぞれの活動を報告するもので、ピースボートのほか、日華ニュースフォーラム戦後補償歴史認識プロジェクトチーム、反差別国際運動日本委員会、在日韓国青年連合などが参加。ピースボートは、今年夏に実施した第34回ピースボート「南北コリアクルーズ」で、南北コリアをともに訪れた際のようすについて報告し、高い評価を受けた。

在日アフガニスタン人による茶話会を開催
 11月8日、東京・高田馬場のピースボート事務局にて、在日アフガニスタン人のアラヤリ・アブドル・ラウフさんを招いての茶話会「アフガニスタンってどんな国」が行われた。
 アフガニスタン中部のハザラジャート出身のラウフさんは、1981年、旧ソ連軍のアフガニスタン侵攻時に国を脱出し、85年から日本在住。現在は東京・武蔵野市でアフガニスタンやその周辺の国々でつくられた民芸品を販売する「アフガニスタンバザール」を経営している。
 今回の茶話会は、「内戦」「空爆」など、危険なイメージにのみ偏りがちなアフガニスタンについて、その文化や人々の暮らしについて紹介してもらおうと企画されたもの。ラウフさんは、米軍などによるアフガニスタン空爆についてもふれ、「空爆にはもちろん反対だが、米軍が敗退したら、今度は北部同盟に賛成していた人たちの身に危険が及ぶ可能性がある」などと述べた。


今後のピースボート
洋上で「地球温暖化防止会議」を開催へ
 現在航行中の第35回ピースボート「地球一周の船旅」洋上で、南太平洋地域からのNGOメンバーなどを迎えての「地球温暖化防止会議」が行われることが、11月9日までに決定した。
 これは、環境NGO「地球の友ジャパン」との協力によって実現したもので、クルーズの終盤、サモアから東京までの区間、オリビア号の船上で開催される。参加予定者は以下のとおりで、洋上でそれぞれの国が抱える状況などについて報告し、ディスカッションを通じて「地球の温暖化防止」に向けての方策を探る。
 また、12月23日、オリビア号が東京に帰港したあとも、ゲストの面々はしばらく日本に滞在し、日本政府へ京都議定書の批准を求めるなどの働きかけを行うことになっている。

【会議参加予定者】
ケイト・ハンプトン(地球の友インターナショナル気候変動キャンペーナー/英国)
バーナデッテ・マシアニーニ(南太平洋世界自然保護基金首席連絡官/フィジー共和国)
マリタ・エドウィン(ユース・トゥ・ユース・イン・ヘルス代表/マーシャル諸島共和国)
ウォルター・ヴァーメウレン(マツアイレオ環境トラスト事務局長/サモア独立国)
ハンナ・ヨンゲピアー(ピースボート国際部)
中島正明(地球の友ジャパン 気候変動キャンペーン)

エリトリア法律支援ボランティアのメンバーによる報告会を開催
 11月17日(土)、東京都内にて、ピースボート・エリトリアチームの主催による報告会「エリトリアもぐりこみ滞在記」が開催される。
 1993年に隣国エチオピアから独立したアフリカの新生国・エリトリアへの継続的な支援を行っているエリトリアチームでは、近年、同国の法律制定への協力に力を入れている。法律書の贈呈、エリトリア人法律家を日本へ招待するなどの活動のほか、現地へのボランティア派遣も行っており、今年夏には、司法試験に合格したばかりの2人のスタッフが現地入りし、資料収集などの活動に携わった。
 今回の報告会では、その現地での活動内容、現在のエリトリアのようすなどを、映像も交えて報告する。

エリトリア法律支援プロジェクト報告会
エリトリアもぐりこみ滞在記〜独立から10年、アフリカで一番新しい国から〜
日時:11月17日(土)14:00〜
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター 国際棟第二ミーティングルーム
(小田急線参宮橋駅下車徒歩7分・地下鉄千代田線代々木公園駅下車徒歩10分)
報告:
大場寿人(2001年7月〜11月までエリトリア滞在)
太田雅之(2001年7月〜8月までエリトリア滞在)
 他 エリトリアチームメンバー
ゲスト:土井香苗(弁護士、第1回エリトリア法律支援派遣スタッフ)
参加費:500円
お問い合わせ:ピースボート東京事務局(TEL:03-3363-7561、担当:中村)

「メディア・リテラシー」に関する講演会を開催
 11月30日、ピースボートは、東京・高田馬場にて、『ニュースが伝える「現実」ってなんだろう?』と題した講演会を行う。
 講師は、『メディア・リテラシー』(岩波新書)などの著書で知られるジャーナリスト、菅谷明子さん。米国の同時多発テロ事件をキーワードに、メディアがどのようにしてニュースを送り出し、どのような性質を持っているのかについて語っていただくほか、菅谷さんが取材してきた、世界中で行われている、メディアを正しく読み解くための教育の状況についても紹介していただく。

『テロ報道をきっかけに改めて考える――ニュースが伝える「現実」ってなんだろう?』
日時:2001年11月30日(金)18:30〜
場所:JGセミナールーム(高田馬場駅下車徒歩10分、ノークビル5F) 
参加費:500円 
問い合わせ:ピースボート東京事務局(担当:高橋、小野寺)

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