PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.84 7月25日号
先週のピースボート
東京・小平市の朝鮮大学でサッカー大会を開催
 世界の子どもたちにサッカーボールを届け、サッカーを通じての交流を続けているプロジェクトチーム「ピースボール」は、7月22日(日)、東京・小平市にある朝鮮大学校グランドで、朝鮮大学校の教職員や学生たちとのサッカー交流大会を開催した。
 これは、今年8月に予定されている第34回ピースボート「夏休み 南北コリアクルーズ」に向けてのプレイベント。ピースボートチーム、朝鮮大学チームのほか、在日中国人のサッカーチームなども参加しての、「多国籍」のサッカー大会となった。
 朝鮮チームの予想以上の「強豪」ぶりに、ピースボートチームは大差で敗退。しかし、普段あまり交流のない朝鮮大学の若者たちとともにサッカーを楽しむ、またとない機会となった。また、試合後には焼き肉大会を開催。さらに交流を深めるとともに、試合に参加した若者たちにメッセージを書き込んでもらって、南北コリアクルーズで現地の若者たちとのサッカー交流の際に届けるための「交流旗」を作成した。

「新しい歴史教科書」の採択に反対する「人間のくさり」に参加
 7月24日(火)、東京・杉並区で行われる「新しい歴史教科書」採択への反対行動、杉並区役所を取り囲む「人間のくさり」に、ピースボートスタッフ有志が参加。
 この反対行動は、杉並区の市民グループ「杉並の教育を考えるみんなの会」の呼びかけによるもの。杉並区では、24日、25日、教育委員会が来年度から区立小中学校で使用される教科書を選ぶための話し合いを行うことになっている。「杉並の教育を考えるみんなの会」は、扶桑社の「新しい歴史・公民教科書」の採択に反対し、今回の「人間のくさり」を企画した。24日の12:30から約1時間にわたって行われた。


今後のピースボート
南アフリカの若手バイオリニストがピースボート事務局で演奏会
 ピースボートが南アフリカ・ヨハネスブルグを訪れる際の受け入れ団体のひとつ、「アフリカン・ユースアンサンブル」から、バイオリニストが来日、東京と大阪のピースボート事務局でミニ・コンサートを行う。
 「アフリカン・ユースアンサンブル」は、ヨハネスブルグの旧黒人居住区ソウェトにある、子どもや若者のための弦楽器グループ。「子どもたちに目標を持たせ、アパルトヘイトが廃絶された今、頑張ればチャンスはつかめるんだという一例にしたい」と、地元音楽家たちが設立した。ピースボートはヨハネスブルグ訪問の際、メンバーの子どもたちと交流するとともに、バイオリンなどの楽器を日本各地から集めて贈呈している。
 今回は、8月に名古屋で開催されるアマチュア音楽家の祭典「国際アマチュアオーケストラフェスティバル2001イン名古屋」にあわせ、バイオリニストのカトレゴ・エデン・タウンヤネさんと、インストラクターのマントゥ・コルワーネさんを日本へ招待する。
 メンバーとインストラクターは1日に来日。その夕方には東京・高田馬場で、フェスティバル終了後の6日には大阪・梅田で、それぞれミニ演奏会を開催する。また、彼らが参加するオーケストラフェスティバルのコンサートは、8月4日(土)14:00から愛知県芸術劇場にて(チケットはチケットぴあなどで発売中)。

演奏会『南アフリカの熱い風にのって』 *参加費はいずれも500円
[東京]
8月1日(水)18:30〜 ノークビル5Fセミナールーム(高田馬場駅下車徒歩7分)
問い合わせ:ピースボート東京事務局(担当:日高・武内)
[大阪]
8月6日(月)17:00〜ハービスプラザ3Fセミナールーム(JR大阪駅桜橋口徒歩5分)
問い合わせ:ピースボート大阪事務局(担当:古賀・大畑)

南北コリアクルーズに向けての連続セミナーを開催
 ピースボートでは、今年8月に予定している第34回ピースボート「夏休み南北コリアクルーズ」に向け、『今、南北コリアを知ろう!』と題した連続セミナーを開催する。朝鮮半島に詳しい4人のスペシャリストを講師に、音楽、スポーツなど、さまざまな面から「コリア」にスポットを当てる。
 34回クルーズ申込者以外も受講は可能。予約制(定員40名)となるため、受講希望の方はピースボート東京事務局(担当:櫛渕 戸井田)までお問い合わせを。

会場:ノークビル5Fセミナールーム(東京都新宿区高田馬場3-13-1)
受講料:各\500

第4回 7月29日14:00〜
社会編「日本とアジアの未来図」
講師:姜尚中(東京大学教授)
東京大学社会情報研究所教授。新聞、雑誌、メディアで幅広く活躍。主な著書に、『ふたつの戦後と日本』『アジアからみた日本国憲法』『アジアから日本を問う』『オリエンタリズムの彼方へ』などがある。

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