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●NO.80 6月26日号 |
先週のピースボート |
ピースボートが2002年の「リオプラス10」会議に向けての「リオマイナス10」キャンペーンに参加
6月24日、「リオプラス10」会議に向けての国内キャンペーン「リオマイナス10」の第一回会議が都内で開催され、ピースボートからもスタッフのハナ・ヨンゲピアーが参加した。
「リオプラス10」は、1992年にブラジル・リオで国連の主催により開かれた地球サミットから10年目の来年、南アフリカ・ヨハネスブルグで開催される環境世界会議。キャンペーン「リオマイナス10」は、この会議に向けて、国内のNGOネットワークを作り、政府への提言などの活動を展開していこうと、NGO「A
SEED JAPAN」の呼びかけにより結成された。
ピースボートは、2002年にヨハネスブルグへの寄港も予定しており、次回、次々回のクルーズなどでも、南アフリカやアジアからNGOメンバーを招き、船上で環境フォーラムの開催を企画している。
人気ミュージシャン「東京Gyangstar」が東京事務局でライブを開催
6月23日、ロックバンド「東京Gyangstar」が東京・高田馬場のピースボート事務局でライブを行った。
「東京Gyangstar」は、若者を中心に人気のロックバンド。今年9月に出航する第35回ピースボート「地球一周の船旅」にも水先案内人として乗船を予定している。それに先駆けた今回のライブには、35回クルーズ参加者を中心に約60名が来場。ファーストアルバム『The
First』に収録の曲など約10曲が披露された。
日本外交研究会(仮称)に参画へ
国連研究者の河辺一郎さん(愛知大学教授)が提唱する、日本外交研究会(仮称)にピースボートも参画することになり、6月22日に東京・御徒町のJVC(日本国際ボランティアセンター)において開催された第一回会合にスタッフの木瀬が参加した。会合には、JVC代表の熊岡路矢さんのほか、国際法を専門とする阿部浩己さん(神奈川大学教授)らも顔を揃えた。提唱者の河辺さんからは、「機密費問題は単なるスキャンダルではなく、外務省が抱える根元的な問題の象徴だ」との報告があり、「人権、環境、国際協力などの分野で活動するNGOなどが、いかに外交をウォッチしていくかの姿勢が問われている」との呼びかけも。
ピースボートとしては、南北コリア訪問やエリトリアとの民間外交など独自の視点を持つことから、今後も研究会に参加していく方針だ。
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今後のピースボート |
「ピースボール埼玉2002」を埼玉県と共催へ
国内で集めた中古のサッカーボールを携えて世界各地を訪問し、スポーツ交流の証としてボールをスラムなどに暮らす子供たちに届ける活動を続けている「ピースボール」が、来年のワールドカップでさらに飛躍することになりそうだ。ピースボールの活動を知った、埼玉県W杯組織委がピースボートに共催を呼びかけ、それに応じる形で「ピースボール埼玉2002」が発足する運びとなった。埼玉県では、かつての「サッカー王国」の組織力を活かして、来年の本大会開催までに2002個の中古ボールを集めることを目標にしており、ピースボートが船で世界各地へ届ける予定。日本最大の専用競技場となる「さいたま2002」完成イベント(10月6日)をはじめ、各種サッカー大会の会場などで呼びかけてボールを収集していくという。
映画『JSA』のプロデューサー、イ・ウン氏が南北コリアクルーズに乗船
板門店を舞台に、南北朝鮮軍兵士の友情を描いた映画『JSA』のプロデューサー、イ・ウン氏が、今年8月からの第34回ピースボート「夏休み南北コリアクルーズ」に、水先案内人として乗船することが決定した。
イ・ウン氏は、現在大ヒット上映中の『JSA』のほか、『接続』『クワイエット・ファミリー』などの作品でも知られる韓国人映画プロデューサー。最近では、光州民主化運動をテーマにした『五月−夢の国』の監督(共同)もつとめている。
南北コリアクルーズに向けての連続セミナーを開催
ピースボートでは、今年8月に予定している第34回ピースボート「夏休み南北コリアクルーズ」に向け、『今、南北コリアを知ろう!』と題した連続セミナーを開催する。朝鮮半島に詳しい4人のスペシャリストを講師に、音楽、スポーツなど、さまざまな面から「コリア」にスポットを当てる。
34回クルーズ申込者以外も受講は可能。予約制(定員40名)となるため、受講希望の方はピースボート東京事務局(担当:櫛渕
戸井田)までお問い合わせを。
会場:ノークビル5Fセミナールーム(東京都新宿区高田馬場3-13-1)
受講料:各\500
第1回 7月6日(金)19:00〜
芸能編「発見!! 朝鮮の音楽と芸能文化」
講師:野平晋作(ピースボートスタッフ)
1992年よりピースボート専従スタッフとなり、クルーズの船内講座・地球大学を担当。
第2回 7月13日(金)18:00〜
スポーツ編「2002年日韓共催ワールドカップが意味するもの」
講師:康熙奉(作家)
「スポーツ」と「韓国」をテーマに幅広く執筆活動を続けている。特に日韓サッカーの歴史に詳しい。主な著書に『知られざる日韓サッカー激闘史』『サッカー英雄列伝』がある。
第3回 7月21日(土)18:00〜
国際関係編「ミサイルでアジアの平和が創れるの?」
講師:前田哲男(軍事ジャーナリスト)
安全保障・軍事・核などの問題を綿密に調査・取材し、具体的に平和を築き上げるにはどうすればよいかという視点から解説してくれる。現在、東京国際大学国際関係学部教授。主な著書に『戦略爆撃の思想――ゲルニカ−重慶−広島への軌跡』『アジアは変わる』などがある。
第4回 7月末(日程調整中)
社会編「日本とアジアの未来図」
講師:姜尚中(東京大学教授)
東京大学社会情報研究所教授。新聞、雑誌、メディアで幅広く活躍。主な著書に、『ふたつの戦後と日本』『アジアからみた日本国憲法』『アジアから日本を問う』『オリエンタリズムの彼方へ』などがある。
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