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●NO.75 4月11日号 |
先週のピースボート |
ピースボートスタッフが群馬・沼田市で講演会を開催
3月31日、ピースボートスタッフの櫛渕万里が、群馬県・沼田市公民館で「国境を超えて見てきた世界」と題する講演会を開催、沼田市民を中心に約150名が来場した。
この講演会は、沼田市教育委員会と青年団体協議会の主催によるもの。櫛渕は、ピースボートでの自身の体験を中心に、「ニュースでは伝わってこない『世界』の姿」について語った。
また、翌日には、地元のFM曲「FM OZE」の昼の番組にも生出演。今年1月から乗船した第32回ピースボート「地球一周の船旅」での体験を語った。
ピースボート「ペルー2001」キャンペーンが日本政府へ質問書を提出
日本滞在中のフジモリ前ペルー大統領の帰国を求める活動を続けている、ピースボート「ペルー2001」キャンペーンでは、今年3月、アムネスティ・インターナショナル日本、ペルー民主化連帯ネットワークと共同で、日本政府へ「フジモリ氏はどのような法的資格において在日しているのか」という内容の質問書を提出した。
フジモリ氏は、昨年11月の辞任表明以来、帰国を求めるペルー国民の声にもかかわらず、日本滞在を続けているが、その「法的根拠」は定かではない。今回の質問書は、その法的説明を求めるべく、辻元清美衆議院議員を通じて日本政府へ提出されたもの。
政府からの答弁書では、ペルー国会が日本政府に、フジモリ氏への「召喚状」を転送するよう要請したにもかかわらず、「文書の転送要請に関する法的な枠組みがない」としてこれを拒否したことが明らかにされている。
石原都知事の「三国人発言」への抗議の集いにピースボートスタッフが参加
石原慎太郎都知事による「三国人発言」から1年が経った4月9日、東京・西新宿の都庁周辺にて、「石原やめろネットワーク」主催による「石原都政にNO! 4・9 都庁を囲もう」と題する抗議行動が行われた。
新宿駅西・柏木公園から都庁までのキャンドルパレード、都庁を取り囲む「人間の輪」には約400名が集合。「『三国人発言』は、多文化共生を否定するものだ」として、有志でこれまでの抗議行動に参加してきたピースボートからも、スタッフ、過去乗船者など約20名が参加した。
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今後のピースボート |
リビアへ「先遣隊」を派遣
ピースボートでは、今年9月に出航する第35回ピースボート「地球一周の船旅」で寄港予定のリビア・トリポリへ「先遣隊」を派遣する。
リビアへの寄港は、ピースボートにとっても今回が初めて。現地では、日本ではあまり紹介されることのないローマ遺跡見学や、現地の人々との交流などのプログラムを予定している。先遣隊の3名(吉岡達也<40>、池田真琴<21>、レイチェル・アームストロング<26>)は、今月22日から現地入りし、現地の状況調査や受け入れ団体との交渉を行う。
シリーズセミナー『グローバル・スタンダードから見た日本』を開催
ピースボートは、4月6日から4回にわたり、『グローバル・スタンダードから見た日本』と題した連続セミナーを開催する。
これは、在日外国人の権利問題、外務省の機密費問題など、日本で話題になっている問題について、国内の問題としてだけ考えるのではなく、国際社会とのかかわりを探ったり、諸外国と比較したりする中で考えていこうというもの。現在、以下のテーマでの開催を予定している。問い合わせはピースボート事務局(TEL:03-3363-7561、E-mail:univ@peaceboat.gr.jp、担当:野平)まで。
ピースボートシリーズセミナー『グローバル・スタンダードから見た日本』
*いずれも中野サンプラザにて。参加費500円。
第1回 4月6日(金)18:30〜21:00
『日本のフジモリびいきとその責任』 講師:大串和雄(東京大学法学部教授)
第2回 4月13日(金)18:30〜21:00
『国益って何?〜外務省機密費問題から考える』 講師:河辺一郎(国連研究者)
第3回 4月20日(金)18:30〜21:00
『国際社会から見た在日外国人の権利』 講師:金敬得(弁護士)
第4回 4月27日(金)18-30〜21:00
『「和解」のグローバリゼーション』 講師:高橋哲哉(東京大学助教授)
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