PEACEBOAT PRESS CLUB


●NO.72 3月20日号
先週のピースボート
エリトリア視察団が帰国
 2月中旬から、現地状況調査のためアフリカ・エリトリア入りしていた、ピースボートUPA援助チームのスタッフが帰国した。
 ピースボートではこれまで、エリトリアへの寄港時に、衣類、スポーツ用品、毛布、食糧などの援助物資を届けてきた。今回の調査も、次回以降の援助活動に向けての状況把握を目的として実施されたもの。
 現地では、1999年に再燃したエチオピアとの国境紛争で難民となった人々が暮らすキャンプを訪問。前回、前々回の寄港時にピースボートが届けた、衣類などの物資が使われているところを確認した。前年の訪問時に比べ、食糧、薬などの供給状況は改善されてきているが、学校で使用する黒板、机、体操用具などの備品が不足しているという。
 UPAチームでは、スタッフの報告を受け、次回以降の寄港に向けて援助物資収集の呼びかけを始める予定。また、エリトリアという国についてより多くの人に知ってもらうことを目指し、全国の小学校などでの「出前エリトリア教室」開催も企画している。


今後のピースボート
渋谷で『「新しい歴史教科書」なんて、いらない!』日韓同時開催ピースマーチを実施
 ピースボートは3月24日(土)14時から、東京・渋谷にて、「『新しい歴史教科書』なんて、いらない!」と題した「ピースマーチ」を行う。
  これは、現在文部科学省で検討中の、「新しい歴史教科書をつくる会」が主導して執筆した中学校歴史教科書に対する反対行動として行うもの。当日は14時に渋谷駅前・宮下公園に集合。ダンスパフォーマンスなどを交えながら、約1時間かけて駅付近を一周する。
当日は、韓国・ソウルにあるパゴダ公園でも、同様の趣旨による市民集会が予定されており、ピースボートによる声明文もその場で読み上げられる予定。また、ピースボートの「ピースマーチ」にも、韓国、シンガポール、フィリピンなどから「連帯のメッセージ」が寄せられることになっている。
当日は、一般の参加も歓迎。お問い合わせはピースボート東京事務局(TEL:03-3363-7561、担当:野平)まで。

シリーズセミナー『グローバル・スタンダードから見た日本』を開催
 ピースボートは、4月6日から4回にわたり、『グローバル・スタンダードから見た日本』と題した連続セミナーを開催する。
 これは、在日外国人の権利問題、外務省の機密費問題など、日本で話題になっている問題について、国内の問題としてだけ考えるのではなく、国際社会とのかかわりを探ったり、諸外国と比較したりする中で考えていこうというもの。現在、以下のテーマでの開催を予定している。問い合わせはピースボート事務局(TEL:03-3363-7561、E-mail:univ@peaceboat.gr.jp、担当:野平)まで。

ピースボートシリーズセミナー『グローバル・スタンダードから見た日本』
*いずれも中野サンプラザにて。参加費500円。

第1回 4月6日(金)18:30〜21:00
『日本のフジモリびいきとその責任』 講師:大串和雄(東京大学法学部教授)

第2回 4月13日(金)18:30〜21:00
『国益って何?〜外務省機密費問題から考える』 講師:河辺一郎(国連研究者)

第3回 4月20日(金)18:30〜21:00
『国際社会から見た在日外国人の権利』 講師:金敬得(弁護士)

第4回 4月27日(金)18-30〜21:00
『「和解」のグローバリゼーション』 講師:高橋哲哉(東京大学助教授)

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