リビアを訪れたピースボート参加者約150人が
カダフィー大佐と面会


中央がカダフィー大佐 ピースボート参加者と

北アフリカのリビアを訪れている第35回地球一周の船旅の参加者、およそ150名がリビアの事実上の国家元首にあたるカダフィー大佐に面会した。

ピースボートでも初寄港のリビア・トリポリ港に入港したのは10月24日。地中海に残るローマ時代最大の遺跡である「レプティスマグナ」を訪れたり、カダフィーが提唱する「直接民主制」の基本ともいえる人民会議を訪問するグループがいるなか、首相官邸にあたるリダーズハウスを訪れたメンバーらがカダフィー大佐に面会、さまざまな質問が参加者からは飛び交い、およそ30分にわたる面会はにぎやかに終わった。

カダフィー氏は、ピースボート共同代表の吉岡達也(41)の「今回の同時多発テロをどう思うか」という質問に対し、彼は「サウジアラビア、パレスチナなどに米軍をはじめとした外国部隊が駐留するかぎり、それはテロリストがテロを起こす言い訳になっている。日本に多くの米軍基地があることは、いまだ第二次世界大戦が終わっていないことと同じだ」と答えた。

リビアを無事出航したオリビア号は、スペインのバルセロナをめざして航行している。
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