南アフリカの少年が日本で音楽修行! 眠っている楽器はありませんか? 今夏7月31日〜8月7日まで南アフリカの、アフリカンユースアンサンブルという団体の少年2名を日本に招待いたします。「アフリカンユースアンサンブル」という団体は、南アフリカのヨハネスブルグ郊外のソウェトという黒人居住区で、音楽を通じて青少年の育成を促している団体です。ソウェトはご存じのとおり、アパルトヘイト時代は南アフリカ最大の黒人居住区として、76年のソウェト蜂起をはじめ多数の死傷者を出した地区でもあります。 南アフリカでは、いまなお青少年の教育の問題がおおきな社会問題となっています。とくに、黒人居住区でそだった若者の大多数が、定職にはつかず売春や薬物の売買に関わる、いわゆるギャングのような生活に憧れるのも、「大都会ヨハネスブルグに行けば何とかお金が稼げる、ソウェトにいても何もすることがない」という無力感が若者の間で充満しているからでもあります。 そんな若者たちに、音楽を通じて「達成感や協調性を感じて欲しい」という目的で、楽器を与え指導をしているのがアフリカンユースアンサンブルのメンバーです。ピースボートも3年前からこの団体に、日本で眠っている弦楽器を集めて届けてきました。将来的には白人文化であるオーケストラですが、ソウェトで黒人のオーケストラを結成するのが夢だと聞きます。 そこのメンバーのカトレゴ・エデン・タウンヤネ君とマントゥ・コルワーネ氏が日本を訪れます。目的は日本アマチュアオーケストラ連盟での音楽修行のためです。これは、数年前からピースボートが南ア大使館をはじめ、多数の協力者にカンパを募り実現したのですが、今回はピースボート事務局でのミニコンサートをはじめ、以下のような日程で行動します。
ネルソン・マンデラ大統領が釈放され、アパルトヘイトが終焉を迎えて10年経ちますが、まだまだ南アフリカ国内での人種間格差はまだ終わっていないのが現状です。そんな中、新しい南アフリカの国作りをピースボートは応援していきたいと思っています。現在も南アフリカに送る楽器も募集しております。今年の12月出港の「地球一周の船旅」にて、現地に直接届けたいと思っておりますので、皆さんのご協力をお願いいたします。 このリリースに関するお問い合わせは... ピースボート東京事務局 (Tel:03-3363-7561/ウェブサイトからのお問い合せはこちら) 担当:日高・古山まで。
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