TAHITI


お魚になったワ・タ・シ
 ◆反核NGOを訪れて
レンタカーでタヒチめぐり

◆お魚になったワ・タ・シ
なんと泳げない私が魚と遊んでしまった。初めてのスキューバダイビング体験。南の島の楽園、タヒチでのダイビングはすばらしいのひとことである。自由行動の二日間で3回ダイブすることに決定。一回目のポイントはファアア空港沖。初心者ということでオーナーと2人で潜る。身振り手振りを交えて英語で一生懸命説明してくれる。ゆっくりと海に入り、ボンベを背負って水面に顔をつけると足下を魚が泳いでいる!!オーナーがしっかりと手を握っていてくれるから安心して潜っていく。海の中は白い砂とサンゴ、そして色鮮やかな熱帯魚。すごい。水族館かテレビでしか見たことのない魚が目の前をよぎる。イソギンチャクやナマコにもさわってみる。意外な感触にびっくりするが、彼等の方が驚いて縮んだりしている。海のなかの40分はあっという間。もっと潜っていたいけど、楽しみは明日に取っておこう。夜はル・ロット(屋台)で晩ごはん。中華にステーキ、ピザ、デザート、いろいろな屋台があって選ぶのに迷ってしまう。一人前の量が多くて2人で食べてもおなかいっぱい。おいしい。楽しい。タヒチがますます好きになる。二日目もダイビング三昧。昨日よりも透明 度が高くてキレイな海。水深20mまで潜るが一緒に潜っている人たちも私を気にかけてくれて心強い。私の上を魚の群が通り過ぎる。海面からの光がまぶしい。ナポレオンフィッシュが堂々と横切る。目を休める暇がないほど、新鮮な驚きでいっぱいだ。初めは海の怖さがあったが今では丸いヒトデでキャッチボールをする余裕がでてきた。タヒチの首都パペーテの沖というのにこんなに豊かな海が残っている。沈んだ船や飛行機をすみかにしてしまう魚たちのたくましさにはおそれいる。3回目のダイビングを終え、ボートに戻ると二次が二重にかかっていて空中でのショーも楽しませてくれた。海に対する思いが深まった2日間だった。さてフィジー、オーストラリア、インドネシアと海のメッカが続く。次はどこにもぐろっかな!?(黒柳 博美)

◆反核NG0を訪れて
かつてゴーギャンが愛した南国の楽園・タヒチ。人々はとても親日的で、美しいビーチで魚と戯れた人も多かったはず。でも私はあえてここでは、世界的な問題であるフランスの核実験に反対するFAAA市の市庁を訪問しました。タヒチの人々は自分たちの土地で核実験が行われる代償として、多額の補償を受けています。しかし、汚染された魚を食べ、汚染された雨水を飲むしかないため、今も多くの人々が癌で死んでいく現実があります。FAAA市の人々はフランスを指示するのではなく、何も知らされずにこのようなことが行われることに抗議しています。私たちの訪問した前日にも市の長老が、そして19才の少女が癌で亡くなられたそうです。世界唯一の被爆国の日本人である私たちはもっと一緒に真剣にこの問題を考えなくてはならない、そんな気がしました。(荒木 明子)

◆レンタカーでタヒチめぐり
滞在が2日に及ぶので、せっかくだから遠出してどこかに泊まろうと思っていたのですが、レンタカーを借りて島を一周することになり、お金もなさそうなので宿泊はあきらめました。1日目は島の奥の方へ。ゴーギャン博物館、ファウルマイの滝、ヴィーナス岬をめぐりました。その長さが100m以上もある滝は、近づくと「ゴーッ」というものすごい音がして、ハンパじゃない水しぶきがとんできて、顔も持っていたカメラも濡れてしまいました。まわりには竹林もあって、まるで日本にいるかのような錯覚に陥りました。2日目は朝早く船を出て、泳ぎに言った後、ファアア空港周辺でお買い物。巨大なスーパーマーケットとショッピングモールが一つになった所に行きました。スーパーには日用品から衣類、電化製品まで何でも揃っていて、買えないものはないという感じでした。その後パペーテに戻ってきて、港近辺のお店を回りました。タヒチはやっぱり物価が高い!パレオを買おうと思ったけど高いのであきらめて、Tシャツを買いました。タヒチの食べ物でおいしかったのは、夜の屋台で食べたチャオメン(焼きそば)と、お昼に食べたカス・クルート(フランスパンのサンド イッチ)。これは絶対、おすすめです。アイスはチョコレートが食べたかったので頼んだら、白いものがでてきてびっくり。ここではホワイトチョコなんですね。ハンバーガーはあんまり・・・でした。(窪田 美沙)

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