今後、私はパナマときけばある1人の少年のことを思い出すだろう。運良く地元の子供たち数人と知り合うことができ、その中に5・6歳くらいの男の子がいた。 私と友達とでその子の名を聞こうと試みたが、私か私たちの団体(治安が非常に悪いため10人くらいで行動していた)が怖かったのか、顔を隠してしまい、こっちを見ようとしなかった。 他の子たちはみんな恥ずかしがりながらも話しているのにその男の子だけはいっこうに顔をあげようとはしなかった。紙でカエルやツルを折ってあげても、デジカメの画像を見せても反応なしだった。結局最後までその調子だった。きっと彼の心の中では変な日本人にからまれたという記憶が一生残るかと思うと残念だ。 |