今まで船旅といえば沖縄までの2泊くらいで、船酔いというものも知らなかった私にとって、はじめの3日間はとってもブルーでした。こんな状態で3ヶ月も旅を出来るのだろうか?と。ところが慣れというものは怖いもので、今は揺れも心地よいゆりかごとなりました。そして、12日後に初上陸したキューバでは元気いっぱいでした。
キューバは今回の旅でも最も期待していた寄港地のうちの1つです。日本でも密かなブームとなっているチェ・ゲバラ。私も例にもれず彼の若い頃の本を読んだりして来ました。
カストロに出会う前から彼は正義感溢れる人で、同じ時代に生きていたなら、ぜひ私も同志になりたいと思える人です。
OPで訪れた革命博物館には膨大な数の資料が展示されていて、解説文が満足に読めないにもかかわらず、ゲバラたちの軌跡をたどることが出来ました。博物館を出て平和なハバナの町を眺めていると、ゲバラたちの残したものの偉大さが身にしみてわかり、旨にこみ上げてくるものがありました。(勝連 優子) |