life onboard
『ラスパルマス(カナリア諸島)寄港』
11月15日(土)

 モナリザ号は、カナリア諸島・ラスパルマスに寄港しました。国こそスペインですが、アフリカにもほど近く、「常春の島」としてヨーロッパからのリゾート地としても知られる場所。
 まず訪れたのはテルデ市中心部の「ヒロシマ・ナガサキ広場」ある『憲法九条の碑』です。街の人たちの憩いの場であり、ちょっとした待ち合わせの場所でもあるというこの広場は、当時のテルデ市長が平和を願いつくったものなんだそう。日本からは遠く離れた小さな街で、「ヒロシマ・ナガサキ」と「憲法九条」に出会う、ちょっと特別な体験に。

 地元の人たちとの交流プログラムでは、カナリア諸島に古くから伝わるという、民族舞踊を披露していただきました。
 カナリア諸島は、「本土」にあたるスペインと、ほど近いアフリカ、そして遠く海を渡って中米の文化も融合し、独自の「カナリア文化」を築いている場所。ダンスも衣装も音楽も、確かに、様々な要素が感じられるものでした。

 軽快なリズムと、ふわりと広がるカラフルな衣装に、すっかり目を奪われてしまいます。

 見せてもらうだけではなく、もちろん私たちもダンスに挑戦。手取り足取り(?)教えてもらいますが、やっぱりなかなか難しい。でも、こんな素敵な衣装で軽快に踊れたら…と思いますよね。

 ダンスレッスンの後は、待ちに待ったお昼ご飯。「洞窟のレストラン」に向かうとのことですが、そこまでの道のりには、ご覧のような美しい渓谷が広がります。これには、参加者一同、車窓に釘付け。

 写真中央に走る車が見えるでしょうか。私たちのバスも、こんな道のりを進みます。

 この地域にはたくさんの洞窟があり、住居として使われていたものもたくさんあるそう。今でもいくつかは人が住んでいるというからビックリです。このレストランも、そうした洞窟を使ったもの。残念ながら、中は暗くて写真がうまく撮れなかったので外観のみですが、本当に趣のある素敵なレストランでした。