life onboard
『プエルトケツァル(グアテマラ寄港)』
8月5日(火)、6日(水)

 クリッパー・パシフィック号はグアテマラに寄港しました。ここでは、グアテマラのNGO「AMVA(バスモ・アデランテ)」を訪問したプログラムからレポート。AMVAは、グアテマラにおける女性の地位向上に取り組んでいるNGO。まず、グアテマラの現状やその活動内容を伺いました。

 そして、AMVAが活動する村を訪問。村の皆さんが、古くから伝わるという「ユタの儀式」で迎えてくれます。

 「ユタの儀式」では、花の中央にくべられたロウソクなどを燃やして祈りをささげます。
 それにしてもマヤの皆さんの衣装の美しいこと。この土地の先住民族はかつて、「南米最悪」とも言われるほど深刻な迫害を受けながらも、こうした文化が失われずにいることに、彼らの強い思いを感じます。

 夜は村の各家庭にわかれてホームステイ。こちらは、お世話になったお家のお母さんです。日本のような整備されたインフラもなく、経済的にも決して豊かとは言えない生活を目の当たりにし、ちょっと遠慮気味の私たちを暖かな笑顔で迎えてくれました。美味しいご飯をいただく頃には、遠慮を覚えてしまったことが申し訳なくなってしまうほど。

 一番のオドロキはその食事。翌朝の朝食もなんと、朝5時から3時間もかけて準備してくれたものだったんです。
 最後は、ホームステイ先の皆さんと一緒に記念撮影。あたたかな笑顔が一番のお土産になる、そんな2日間になりました。