life onboard
『気候変動と紛争の意外な関係とは?』
6月16日(月)/マイフェアレディラウンジ
企画:水先案内人、ゲザ・テセンニさん

 ICLS(異文化間コミュニケーション育成機関)代表として活動されるゲザさん。これまで20年にわたって、難民の保護や受け入れなどを行ってきました。それは「国と国、人と人が協力し、多様性を認め合い、紛争をおさめる、という大きな課題に向き合うこと」に他ならなかったと言います。そして、このテーマは今、地球上で最も大きなトピックとなる気候変動の問題と、その解決にもつながることだと語りました。このまま気候変動が進めば、多くの人が自らの故郷を離れ移住せざるを得ない状況が発生すると言われる中、文化や宗教、言葉などが異なる人々とどう協力関係を築くかがカギとなる、と言います。「全ての人に必ず関わる環境問題。否定的に捉えるだけでなく、異なる土地に暮らす人々が共通の目的を持って語り合うチャンスと捉えてみてはどうでしょう」――そんな言葉が印象的な講座となりました。
『バイオリン&チェロ弾きたい人集合』
6月16日(月)/サウスパシフィックラウンジ
企画:たむけいさん

 ベネズエラを訪れるこのクルーズ。出発前にピースボートが「ベネズエラの青少年オーケストラに楽器を届けよう!」というプロジェクトを展開していたことをご存じでしょうか。この企画は、集まった楽器をただ渡すだけでなく、私たちも何か一曲プレゼントしよう、と始まったもの。普段はなかなか触れることのない、チェロやバイオリンですが、楽器経験者の皆さんの丁寧な指導もあって、日々、上達を見せています。ベネズエラの寄港が楽しみになる企画です。
『花鳥風月 -The Possible Stars Now-』
6月16日(月)/サウスパシフィックラウンジ
企画:水先案内人、森部英司さん

 これまで、様々なワークショップなどで船内を盛り上げてきたアート作家・森部英司さんによる最後のイベント。会場には、この間のワークショップを通して参加者と一緒に作り上げてきた、96枚のカードから本船を描いた作品や、昇る太陽をモチーフにした作品などを展示。多くの人の作品がつながることで生まれた大作に、森部さんは「一人で描く時よりもずっと慎重になったけど、みんなで作り上げたことに意味がある」と語ってくれました。写真はイベントの最後に披露されたライブペイントの様子。目の前で大きな絵が生まれていく様子には、たくさんの参加者が目を奪われていたよう。