ひと―参加者インタビュー
 薄井 伸智(うすい・しとし)さん (千葉県市原市出身、38歳)

船に乗る前は?:
 サービス業、と言えばいいのかな…「おこわ屋さん」です。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 街のポスターを見て。

55回クルーズに決めた理由は?:
 クリスマスや年越しなど、イベントの多い時期だから、日本で過ごすモノとは違った「記念日」が作れるかな、と思ったんです。勤め先には、辞めないで欲しいと引き留められたのですが、ちょうど転職を考えていた時期でもあったから、このクルーズはタイミングも良かったんです。仕事を辞めたことへの後悔は、ないですね。この船での日々が充実してますから。

これまでで印象深い寄港地は?:
 マルタ島。街並みがすごくキレイだったから。

船のお気に入りの場所は?:
 前方デッキ、かな。イルカやクジラに会えないかな〜…なんて海を眺めている時間が好きです。

最近買ったお土産はありますか?:
 ギリシアでショットグラスとオリーブ石けんを買いました。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 ラスパルマスで食べた、魚介類のスープと、ふかしたジャガイモにガーリックソースをかけたモノが美味しかったかなぁ。

最近参加した船内企画は?:
 船内で、何日かに1回「時差」が発生するときに、ピースボートセンター前で「チーム・タイムラグ」のショートコントがあるんですよ。これにけっこうハマってますね。パッと始まって、パッと終わるところもいいし、毎回よく工夫されてて面白いんです。

一言メッセージ:
 案ずるより産むが安し。乗る前の不安はのってからの楽しさが上。船の上は自由だけど、時間が足りないくらい、毎日が充実しています。
 高橋 孝子さん (静岡県伊東市出身、55歳)

船に乗る前は?:
 助産師です。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 最初のきっかけは新聞広告を見て、ですね。

55回クルーズに決めた理由は?:
 昨年の3月で退職して、引っ越しもして…時間的に余裕ができたので、思い切って乗ることにしました。

これまでで印象深い寄港地は?:
 ブラジル。日系移民の村にホームステイして、一緒に年越しを祝う、という寄港地プログラムに参加したんです。そこで伺った、日系移民の方々の歴史や生活はとても勉強になりました。日本から離れた土地で、日本の文化を元に新しい生活を築いている人たちに出会えるなんて、なんだか嬉しかったです。

船のお気に入りの場所は?:
 やっぱりデッキです。海を眺めたり、波の音に耳を傾けたり、潮風にあたったり……とても気持ちのいい場所です。

最近買ったお土産はありますか?:
 船内で、日本人の父親とフィリピン人の母親をもつ「日比国際児」の支援をしているNGO「DAWN」が作っているエプロンは印象深いです。「メルさんのエプロン」って呼んでます。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 ブラジルの日系移民の方々のお宅でいただいたお雑煮。日本からは「地球の裏側」で食べる日本料理が懐かしくて。もちろん、お味もとっても美味しかったです。

最近参加した船内企画は?:
 水先案内人の高遠菜穂子さんや、早川千晶さんなど、海外で活躍する日本の女性たちの話には感銘を受けました。これからも、そういった方々のお話を聞いてみたいです。

一言メッセージ:
 船旅での三ヶ月の旅は自分だけの時間を有効に使えます。仕事や家庭の事を忘れて自分の事を見つめ直せます。また、一人で参加したけど、色々な人と出会っていくにつれて、人間は一人では生きていけないということがわかったような気がします。
 梶原 友里さん (大阪府堺市出身、22歳)

船に乗る前は?:
 いま、大学の4回生です。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 喫茶店でポスターを見かけてからずっと気になっていて、その後ピースボートセンターへ行って、ボランティアスタッフに登録したことが始まりです。

55回クルーズに決めた理由は?:
 大学4回生で、就職も決まって…このタイミングしか参加できないと思って。ホント、「タイミング」ですね。

これまでで印象深い寄港地は?:
 ヨルダンのペトラ遺跡、エジプトのピラミッド、そしてギリシアのパルテノン神殿と、とにかく壮大な建造物を建て続けに見ることができて、感動でいっぱいです!
 あと、ラスパルマスも思い出深い。自由行動で、バスに乗ろうと思ったら、バス停で偶然、日本領事館の人に出会ったんです。その人と仲良くなって、トレッキングに連れて行ってもらいました。現地での人との出会いはやっぱり思い出深いですね。

今から楽しみな寄港地は?:
 ベネズエラで、地元の小学校を訪れるのがすごく楽しみ。

船のお気に入りの場所は?:
 7Fのソファー。船でできた友だちとみんなで、いろんな話をするのが好き。ソファーでは、気がつくとみんなが集まってるんですよ。

最近買ったお土産はありますか?:
 リビアで買った、手作りの置物。家族のために買いました。どんな反応をするかは帰ってからのお楽しみです(笑)

この旅で食べた「美味しいもの」:
 フィレンツェで食べたボンゴレのパスタと、フィレンツェに向かう途中のユーロスターの中で食べた生ハムのサンドイッチ。イタリアは食べ物の美味しい国でしたね!

最近参加した船内企画は?:
 「脂肪燃焼エアロビクス」に参加してます。エアロビクスは初体験だったのですが、みんなで身体を動かすのは思いの外、楽しいですね。

一言メッセージ:
 この船に乗って自分自身と向き合う時間が多く取れています。色んな人と出会えて、色んな話をすることができるのがうれしいです。毎日が楽しいこの空間で、残り後半のクルーズでは吸収できるものを全て吸収して、日本に帰った後の自分の行動をしっかりどうするのか考えていきたいです。
 加古 茂さん (名古屋市出身、66歳)

船に乗る前は?:
 以前は教員をしていました。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 だいぶ前から知っていたので…最初のきっかけが何だったかは、ちょっと覚えていません(笑)

55回クルーズに決めた理由は?:
 退職してから、特にやらなければならないこともなく、2年半くらい中国に留学をしていたんです。留学後は、いろいろと海外を回ってみたいな、と思って地球一周に参加しました。

これまでで印象深い寄港地は?:
 マルタ/アフリカ大陸とヨーロッパの「間」にあるから、乗る前は「イマイチな場所かな」と思っていたんですよ。でも、実際にはヨーロッパの古風な街並みがとても美しくて、素晴らしかったですね。

船のお気に入りの場所は?:
 7Fのフリースペース。ゆったりと時間を過ごすことができますね。

最近買ったお土産はありますか?:
 ヨルダンで、砂の入ったビンを買いました。ビンに入れた砂で、絵柄や文字を描いた、ポピュラーなお土産物らしいです。あまりお土産は買わない方なのですが、旅の記念になるものや、その土地でしか買えないものが欲しいと思って。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 イタリアで食べたピザ。自由行動だったので、街歩きを楽しんでいたのですが、たまたま入ったお店のピザがとても美味しかったです!

最近参加した船内企画は?:
 水先案内人の皆さんの企画によく参加しています。さまざまな経験をしている人たちの話を聞くことは、自分のためにもなりますね。

一言メッセージ:
 ピースボートでの経験は良いと思うし、また乗りたいと思う。また、ピースボートのなごやかな雰囲気が好き。
 武田浩右さん (東京都杉並区出身、19歳)

船に乗る前は?:
 スポーツビジネスの専門学生です。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 インターネットで「サッカーで子どもたちを幸せにする」といったことを検索していたら、ピースボートがやっている「ピースボール」というプロジェクトに出会ったんです。そこから旅の資料をもらって、この旅に参加することになりました。

55回クルーズに決めた理由は?:
 学校があるから、3ヶ月間の旅に出られるかわからなかったんです。そこで、先生と相談して、授業を休む分をどうやってカバーするか一緒に考えてもらって…参加できる条件がそろったのがこのクルーズでした。学校があるから参加できない…と思っている人はまず、先生に相談してみた方がいいですよ!

これまでで印象深い寄港地は?:
 マルタ/海も街並みもほんとうにキレイで、とてもオシャレな街でした。自分にぴったり!の土地でしたね。

今から楽しみな寄港地は?:
 グアテマラ/僕が参加するきっかけになった「ピースボール・プロジェクト」で、グアテマラのスラム「ビジャ・ヌエバ」の子どもたちにサッカーボールを届ける予定なんです。交流試合もすごく楽しみ。

最近買ったお土産はありますか?:
 イタリアで買ったワールドカップの優勝トロフィー。もちろんレプリカですが、道ばたで売ってたんですよ(笑)。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 イタリアのパスタ。カルボナーラは絶品でした!

最近参加した船内企画は?:
 もちろん「ピースボール」。スポーツデッキで、交流試合に向けてのサッカーの練習をしたり、交流のネタ作りをやったり、ボールをどうやって届けるか相談したり…。内容もさまざまですが、本当におもしろいです。

一言メッセージ:
 思っていた以上にめちゃくちゃ楽しい!!船は後半に差し掛かったけど、最後まで楽しみたいです。自分が好きなスポーツで人と人の繋がりを作っていきたいです。
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