ひと―参加者インタビュー
 岩崎聖子さん (大阪府堺市出身、22歳)

船に乗る前は?:
 販売員。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 「PS」というファッション誌に掲載されていた、地球一周の体験談を見て知りました。

55回クルーズに決めた理由は?:
 クリスマスにカウントダウン、お正月と、とにかくイベントが多い時期だから。こんな時期に地球一周ができたらおもしろそう、と思って。

これまでで印象深い寄港地は?:
 ケニア/もともと、アフリカの文化には興味があって。実際にジャンベやカンガに触れることができたのは印象深いです。

今から楽しみな寄港地は?:
 キューバ/出発前にピースボートセンターで行われた、「ジャワ島地震緊急支援キャンペーン」の報告会に参加したんです。そこで、被災地で活動するキューバ医師団の話を聞いて。医師団の人たちが言った「私たちがいつ支援を終えてキューバに戻るかは、私たちが決めることではなく、ここに暮らす人たちが決めることだ」という言葉が特に心に残っています。そんな言葉を言い切ることのできる人たちが、どんな国の、どんな文化の中で暮らしているのか。自分の目で見てみたいと思っています。

船のお気に入りの場所は?:
 デッキ。なぜか、デッキではみんな笑顔になれるんですよね。それから、寄港地を出港する時は必ずデッキに出ることにしています。たくさんの笑顔に出会える出港の時は、特に好きです。

最近買ったお土産はありますか?:
 ケニアで、キリンの置物を。それからエジプトではポストカードを買いました。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 ヨルダンやエジプトで食べたピタパン。この2寄港地での食べ物は、私にはすごく「合う」みたいで、食べたものみんな、美味しかったです。

最近参加した船内企画は?:
 沖縄民謡のエイサーを習うことができる「ゆいまーる」という企画。「ゆいまーる」とは、沖縄の言葉で「みんなで協力しあう」という意味なんだそう。その言葉の通り、なかなか覚えられなかったりしてみんなから遅れてしまっても、誰もいやな顔もせず、ねばり強く優しく教えてくれる企画なんですよ。

一言メッセージ:
 ピースボートの楽しさは乗ってみないと分からない!!本当にみんな笑っている場所。とにかく1回乗ってみて下さい!
 静 実(しずか・みのる)さん (東京都墨田区出身、66歳)

船に乗る前は?:
 自営業。食堂を経営してました。

55回クルーズに決めた理由は?:
 この旅が47回(2004年10月出航)以来、2度目のピースボートなんです。
 退職後、何をしようか、と考えた時に思いついたのが船旅で。47回クルーズに参加した際、たくさんの若者たちとふれあえるし、船内や世界各地で交流ができるし、コレは面白い船だな、と思ったんですよ。
 以来、3年に1回は乗りたい、と考えていてね。でも、同時に「死ぬまで現役」が目標でもあるから。3年働いて、そのお金で地球一周して……と、ピースボートには乗り続けたいですね。

今から楽しみな寄港地は?:
 ギリシア/古代オリンピック競技場を走って入場したい(笑)

船のお気に入りの場所は?:
 左舷側、窓辺のテーブル席。ここで、手紙を書いたり、おしゃべりをしたりするのが、楽しい。

最近買ったお土産はありますか?:
 ケニアで、カンガと民族衣装を。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 いろいろありますねぇ…。世界各地で食文化は違うもの。その違いを楽しんで、何でもおいしくいただきたいです。

これからやってみたい企画は?:
 熟年層を対象にした「合コンパーティー」かな(笑)。人との出会いがこの旅の楽しみですから。

一言メッセージ:
 地球一周の旅は、世界を肌で感じるいいチャンス!
 武内多恵子さん (神戸市出身、62歳)

船に乗る前は?:
 以前は政府事務をやってました。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 5年前に母が友人とピースボートに参加したんです。その話を聞いて「そんなに楽しいならぜひ乗りたい」と思って。

55回クルーズに決めた理由は?:
 家族と相談して、OKが出てすぐに資料を請求。その時届いたのが、54回と55回のパンフレットでした。54回はちょっと準備の時間がなく、参加できなかったんですよね。それから、母が参加したのが主に南半球をめぐる「南回り」クルーズだったので、私は「北回り」にしようと思って。一番近い55回クルーズに決めました。

これまでで印象深い寄港地は?
 ケニア/テレビなどでよく見る、アフリカの大草原を自分の目で見たいと思っていて。実際には、山あり、丘あり、茂みありで、「草原」のイメージとはちょっと違ったのですが、聞けば、国立公園は日本の四国と同じくらいの面積だというから…いろんな景色のある場所で、こんなケニアもありじゃないか、と楽しめましたね。

今から楽しみな寄港地は?:
 グアテマラ/ヨーロッパには行ったことがあるけれど、南米は文化や風習もぜんぶ未知の世界。自分の知らない世界を勉強したい。

船のお気に入りの場所は?:
 デッキ。水平線や、波の形を見ているだけでぜんぜん飽きないんです。波がはじけて泡になった時の色が青くてキレイなんですよ。

最近買ったお土産はありますか?:
 ケニアでヘマタイト(黒曜石)でできた、像のペンダントを買いました。

この旅で食べた「美味しいもの」:
 セイシェルのポララン島のビーチにあるレストランで食べた、魚の塩漬けのサラダ。

最近参加した船内企画は?:
 エイサー。私たちのよく知る「民謡」ともまた違うのがおもしろい。まだ、若い子たちの動きを見よう見まねでマネしてるような状況ですが、とっても楽しい。

一言メッセージ:
 シニアは若い人に助けられて、たくさんのエネルギーをもらっています。この船は若い人たちに支えられているな、と感じますね。
 田中耕一郎さん (仙台市出身、35歳)
 天内志保さん (札幌市出身、33歳)

今回ご登場いただいたのは、結婚10周年にこのクルーズに参加した、という田中さん&天内さんご夫婦。それぞれに聞きました。

ピースボートを知ったきっかけは?:
田中さん:数年前、雑誌『通販生活』に、水先案内人の桃井和馬さんが書いた記事が出ていたのを読んで。
天内さん:ポスターを見て。

55回クルーズに決めた理由は?:
田中さん:休職できるタイミングがあったから。それに、アマゾンとギアナ高地には行ってみたいと思ってたんです。
天内さん:夫(田中さん)のタイミングに合わせて参加しました。

今から楽しみな寄港地は?:
田中さん:ブラジル/アマゾンが楽しみで。
天内さん:ケニア、ヨルダン、ブラジル

船のお気に入りの場所は?:
田中さん:前方デッキ。
天内さん:シアター。

最近買ったお土産はありますか?:
田中さん:ケニアで、カンガを13枚買いました!
天内さん:私も、13枚のカンガが印象深いです。

この旅で食べた「美味しいもの」:
田中さん:最近、トパーズダイニングでのディナーで出た懐石膳。日本食が美味しいです。
天内さん:ケニアのホームステイ先で食べた郷土料理。

最近参加した船内企画は?:
田中さん:私が企画した「シークレットサンタ」。内容は、クリスマス前にこの企画に参加する人みんなで集まって、クジを引くんです。このクジで、それぞれ「パートナー」が決まるようになっていて。でも、参加者にはパートナーの必要最低限の情報しか与えず、パートナーが誰なのかはわからないようにしてあるんです。クリスマスまでの間、参加者には未知のパートナーと文通をしてもらって、少しずつお互いの情報を交換したりして交流を深めます。クリスマス当日には、これまでの交流をもとにパートナーにプレゼントを贈るんです。最後まで、パートナーが誰かわからないからこそ、面白いんですよ。
天内さん:洋上英会話のGETプログラム、それから水先案内人の企画にはよく出てます。

一言メッセージ:
田中さん:のびのびやらせてもらっています。船の上の生活が好きです。
天内さん:船旅だからこそ、地球が丸くて国境がないことを実感できます。
 牧野広太さん (北海道旭川市出身、23歳)

船に乗る前は?:
 出発前はフリーター。この旅の後、来春から教員になります。

ピースボートを知ったきっかけは?:
 7年前の新聞。

55回クルーズに決めた理由は?:
 ピースボートに初めて問い合わせたのは7年前。その時から参加を夢見ていました。大学を卒業する時、どうしても地球一周がしたくて…1年間フリーターになることを選んで。7年越しの参加です!

今から楽しみな寄港地は?:
 ベネズエラ/いま注目の「熱い」国だから!

船のお気に入りの場所は?:
 洋上居酒屋「波へい」。

最近買ったお土産はありますか?:
 まだ先の寄港地ですが、ケニアでジャンベとウクレレを買いたい!

この旅で食べた「美味しいもの」:
 セイシェルのクレオール料理。

最近参加した船内企画は?:
 「友の会シリーズ」と題して自主企画を立ち上げてます。主には、この船に乗っているたくさんの人との交流を目的にしていて、今までに「道産子・友の会」「塗装屋・友の会」「ホームページ・友の会」「洗濯物のたたみ方・友の会」「ひげ・友の会」などをやりました。こんなタイトルですが、意外にも連日大好評で、楽しませてもらってます(笑)。

一言メッセージ:
 百聞は一見にしかず!
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