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□圧巻の大自然!!──パタゴニア・フィヨルドへ□ |
南米大陸最南端・ウシュアイアを後にした私たちの目前に広がるのは、果てしなく続くフィヨルドの世界──トパーズ号はこれからの3日間、その雄大な景観の中を進むことになる。 |
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"フィヨルド"とは、氷河が気の遠くなるような長い時間をかけて作り出した地形のこと。
何万年も前に厚く降った雪が、自身の重みによって凝縮され、再結晶することでできた氷河は、山肌をジリジリと滑りながら、氷の底にある地面を削り、深い谷を刻む。やがて氷河時代が終わり、海面が上昇したことで、この谷が海に沈み細長い入江となる──現在のフィヨルドは、このように形成されたといわれている。 |
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「ここはどこ?」と思わず聞きたくなってしまうこの光景。圧倒的な大自然を前に、ただただ目を奪われるばかりだ。 |
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ジャンパーをはおり、温かいスープを飲み、カラダを寄せ合い…厳寒のデッキは、つねにフィヨルドを見る人で溢れていた。
地球の最果てで、巨大な自然と出会った3日間だった。 |
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