life onboard
 11月19日、昼下がりのプールデッキではGETティーチャー主催の『グローバルフェスティバル』が行われた。
 『グローバルフェスティバル』とは、いわば『国際文化祭』。カナダ、オーストラリア、インド、南アフリカなど、各国11個のブースを開設して、それぞれの国の文化や歌、踊りを紹介しよう!!というもの。
 まずはブースを回るための"パスポート"をもらって、各国のスタンプを集めにGO!!ブースではGETティーチャーがいろんなコスチュームで迎えてくれる。たくさんの国をいっぺんに体験して、先生たちとも仲良くなっちゃった!!
 歌手・坂口晶さんがこれまでの人生について語るトークショー『こんな生き方あってもいいんじゃない〜好きこそものの上手なれ〜』より。
 会場にはカラオケ教室の生徒や晶ファン、生き方のヒントをもらおう、という若者など約130人が詰めかけた。
 現在、好きな歌を仕事にして活躍する彼女だが、そこにたどり着くまでには、長い道のりがあったという。
 引っ込み思案だった幼少期、海外へ飛び出した高校時代、物足りなさを抱えて過ごしたOL時代など隠すところなく語った晶さん。
 「好きなことであればなんでも乗り越えていける。自分がいちばんいい状態でいられる環境をつくることが大切」。トークの後も、まだまだいろんなことを聞きたいと、質問が相次いだ。
 昼下がりのスポーツデッキ。週に4回ほどのペースで行われているのが、この『ホッケー』。
 カナダ出身のGETティーチャー・ブレディが、自国で一番人気のスポーツ、ホッケーを紹介している。彼はホッケーを4歳から始めた手練れ。ゲーム用のスティック10本も、自分で用意したというから気合十分だ。
 「日本ではあまりなじみのないホッケーを教えられるし、なにより大好きなホッケーをみんなで楽しめるのがうれしい」と語るブレディだが、集まった十数人はほとんどビギナー。今後の上達ぶりに期待!!
 自主企画『太極拳』から。毎朝6時半から行われるこの企画には、50人前後が集まる。
 「一日の始まりに、海を見ながらゆっくり体と心をほぐすと、気持ちいいでしょ。体内の"気"を入れ替わる効果があるの」と企画を立ち上げた村江涌美子さん。4年前、ピースボートの船上で太極拳に出合い、その後2年間、中国でみっちり学んできたとか。
 今やっているのは「簡化24式太極拳」という基本中の基本。ゆったりした音楽に合わせ、村江さんの動作を真似るだけで足元がグラグラしている人も?!
 夕方ちょっと涼しくなったころ、毎日「ドドン!!」と響いてくる太鼓の音。屋上後方で開かれている『太鼓塾』だ。指導しているのは、ピースボートスタッフ・上田仁。クルーズディレクター・井上直とともに、小倉祇園太鼓の演者として10年のキャリアをもつ。  
 ほとんどが初心者、まずはゆっくり拍子を合わせることから…「今やってるのは、"ドロ"という基本の2拍子。これに"振り"がついたり、ベース音がついたりして、最後は飛んだり跳ねたりの"あばれ太鼓"になるんですよ」──"あばれ太鼓"までの道のりは長そうだが、思いっきり太鼓をたたく表情は、実に気持ちよさそうだ。

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