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11月10日。参加者のリクエストに応えて、コスタス船長による講座が開催された。本日のテーマは『チャート(海図)の読み方』。
航海に欠かせないチャートは、まさに「海の地図」。これを使っていかに航海をすすめるのか、を時にジョークを交えながらレクチャーしてくれる。 |
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11月18日、ジュリアン・トーマスさんの講座『対立との付き合い方 〜こぶしを使わず思いを伝える〜』から。
刑務所内での暴力がはびこる南アフリカ。ジュリアン・トーマスさんは、マンデラ元大統領も投獄されていたポールスモア刑務所で入所者たちに非暴力トレーニングを行い、その多くを更正させてきた。
まずは、私たちの日常にもあふれる「対立(コンフリクト)」の定義について説明。ドキュメンタリービデオでは、刑務所内の暴力組織「ギャング」のメンバーが出所後、ワークショップによって家族との対立を解決していく様子を紹介した。
大切なのは自分だけの視点で考えるのではなく、相手の話を聞く姿勢をもつこと。そしてお互いに納得できる解決策を一緒に探すこと──「成功は少しずつしか成しえることができない。そのために根気強く続けることだ」と、トーマスさんはやさしい口調で語った。 |
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11月18日、水先案内人のコメディアン、福島カツシゲさんによる"待望"のワークショップ『思い出コント』が行われた。これは、クルーズ中の出来事やエピソードをみんなで共有し、更には『コントにしてしまおう!!』というもの。
「普通なら個人同士の笑い話で終わる話をコントにすることで、多くの人を楽しませることができる」と、カツシゲさん。ルームメイトののコト、サッカー大会での話、洗濯にまつわるのエピソード…そんな中からネタになりそうなトピックを、どんどん拾っていく。そして、みんなで作るコントの内容は、『パスポートがなくて、みんなと一緒に出発できなかったトホホな話』に決定!!発表に向けて、これから楽しみな日々が始まる。 |
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南アフリカ専門家・福島康真(こうしん)さんの初講座、『アパルトヘイトってなに?』から。
80年代から南アフリカのアパルトヘイト(人種隔離政策)反対活動に関わり、8年前からケープタウンに住んでいる、という福島さんが、南アフリカの歴史やアパルトヘイトなどについてを、分かりやすくレクチャー。
織田信長の時代に南アフリカから連れてこられた男性がいたこと。19世紀終わり、南アフリカには日本の農村からやってきた女性「からゆきさん」がいたこと。日本人は「名誉白人」と呼ばれていたことなど日本との歴史的な関わりも。5日後に迫ったケープタウン寄港に、ますます関心は高まっていく!!
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