第47回ピースボート地球一周クルーズ寄港地インフォメーション
ウォルビスベイ
使われていることば
公用語である英語のほか、ドイツ植民地時代が長かったため、ドイツ語もひろく通じる。先住民族の人々はそれぞれ固有のことばももつ
--解説--
 コイサン人、ヘレロ人、ヒンバ人などさまざまな民族が暮らしていたところに、19世紀末からドイツ人が入植。現在のナミビアにあたる地域を「南西アフリカ」として保護領に編入した。
 第一次世界大戦でドイツが敗戦国となると、ナミビア(南西アフリカ)は隣国南アフリカの国連委任統治領に。第二次世界大戦後も、南アはこれを国連の信託統治に移行させることを拒否し、自国領土として強制併合する。1960年代ごろからこれに対する独立運動が高まり、1990年にようやく「ナミビア共和国」として独立。入港するウォルビスベイはその後も南ア領にあり、1994年になってようやくナミビアに返還された。
 「世界でいちばん人口密度の低い国のひとつ」とも言われ、内陸部には広大なナミブ沙漠が広がっている。


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