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■バックナンバーVol.2■
[ピーター・オルワさん(ミュージシャン)] |
"その道のプロ"水先案内人の方々にインタビューするこのコーナー。
すでにピースボート水先案内人の常連となっているケニアのミュージシャン、ピーター・オルワさん。今回、8泊9日のオプショナルツアー『たっぷりケニア体験』をコーディネートしてくれました。
祖国を愛し、日本のことも大好きだというだけに、初企画となる今回のツアーには熱い"想い"が込められているよう──そんなツアーのことを中心に語っていただきました!!
Q:オプショナルツアー『たっぷりケニア体験』でいちばん見てほしいトコロは何ですか?
A:そうですね、まずケニアといえば"動物"と思うでしょう??もちろん、動物も見てほしいけど、今回のツアーで見てほしいのは、やっぱり"ヒト"
交流の中でケニアという国のすばらしさを、さらに感じてもらえるハズ。それから、伝統文化も見てほしい、私たちの現代の暮らしは、伝統文化を基礎にできていでしょ??何を食べて、どんな暮らしをしてきたか、祭りにはどんな意味があって、どんな演奏やダンスをしているのか──文化や習慣を知ることによって、ケニア人が何を考えているのかが、もっとよく理解できると思うよ。
Q:ピーターさんの生まれ故郷にも行くそうですね?
A:そう、今ごろ私の故郷ンゲタ村では「初めての旅行者がやって来る!!」と、みなさんを迎える準備をしているはず。村に住む"ルオ族"たちが楽しみに待っているよ。
ルオ族は、もともとナイル川沿岸からビクトリア湖畔にやってきて、定住した民族。ピーターバンドがライブで使う衣装、民族音楽、ダンスも、幼いころから親しんできたルオ族のものなんだ。電気も何もない伝統的な生活を通して、またルオ族と歌ったり踊ったり話したりして、村の"空気"を肌で感じてほしいね。
Q:ピースボートのケニア寄港についてヒトコト!!
A:…単に観光するだけでなく、積極的に現地の人と交流したり、動物保護の問題に取り組んだりしているのが、ほかの旅行者と違うところ。これだけ多くの人が一度に入国するのも珍しいことだよね。ピースボートがやって来ることは、ケニアにとって、国のすばらしさや抱えている問題を世界にアピールするチャンスだと思うよ。
Q:そんなピースボートとの出会いは?
A:数年前、別の客船でライブをしてモンバサ港に着いたとき、ちょうどピースボートが停泊していたんです。私が船から降りると、すぐにピースボートのスタッフ2人がやって来て、自分たちの船でも演奏してほしいと言う──「次の予定があるから…」と断ったけど、空港まで付いて来て、なかなか諦めてくれない…搭乗手続きを済ませて荷物も預けているのに、その荷物を取り戻そうとするんだ。その真剣な目を見たとき「負けた〜!!」と思ったね。そのまま予定を変更してピースボートで演奏。それ以来、ピースボートに乗船しているよ(笑) |
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[坂口晶さん(歌手)] |

"その道のプロ"水先案内人の方々にインタビューするこのコーナー。
今回のインタビューは歌手・坂口晶さん。晴海出航からケープタウンまでの1ヶ月、歌謡ショーやカラオケ教室で船内を盛り上げてくれました。実は今回が初乗船。ご自身も毎日がワクワクの連続だったとか…すべての企画を終えた晶さんにうかがいました。
Q:初めてのピースボート、印象はいかがでしたか?
A:そうですね、まず、これほど幅広い年齢層の人たちが乗っているとは驚きでした。乗客それぞれの目的に合わせて、いろんな過ごし方ができるのもいいですね。
世界を知ろう!!ということだけじゃなくても、のんびりしたり、船内企画や人との出会いを楽しんだり──食事はおいしいし、居酒屋やバー、映画、音楽、本…何だってあるし、快適で充実した船だなぁ〜というのが実感です。
Q:カラオケ教室や発表会は大盛況でしたが、手ごたえのほどは?
A:みんなスポットを浴びて歌うのはは気持ちいいんですよね〜(笑)歌うことで、だれもが主役になれるんです。引っ張っていく人がいて、披露できる場所さえあれば、喜んで参加してくれるんだと感じました。初めは恥ずかしがって人前で歌いたがらなかった方々も、最後は自分から手を挙げるようになっていたんですよ。私自身、教えることのおもしろさを発見できたのも、大きな収穫でした。
Q:ピースボートのシルバー世代についての感想は??
A:「私もこうなりたい!!」と思うような、すばらしい皆さんでした。どんな状況でも生きてきたんだってう、たくましさを感じましたね。だから船内生活も満喫していらっしゃる…そんな年配の方ってスゴイ存在だと思います。
学ぼう!!と向かい合うと、知恵や知識や、生きるヒントがいっぱい出てくる。船内でちょっと悩んでいる若者は、年配の方に相談してみるのもいいんじゃないかな、普段聞けないような話が聞けるかもしれませんよ。
Q:晶さんにとって"歌"とはなんでしょう?
A:無限の可能性を引き出してくれるもの。歌のおかげで、多くの方々と知り合えて、気持ちを共有できると、いつも感謝しています。
Q:これからの目標をおしえて!!
A:次にピースボートに乗るときは、今より前進していたいですね。今回初めて乗船して、自分の課題をいくつか見つけたんです。歌うだけでなく、自然に人を癒せたり、日常の喜びや楽しさを伝えたりできるような人になりたいというのもその一つ。自分の可能性を少しずつでも広げていきたいですね。
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