ひと──参加者インタビュー
バックナンバーVol.2
[石下慈さん(岐阜県出身・60歳)]
石下慈さん  船内で人気の自主企画・和太鼓。今回登場の石下さんは、老若男女、いろんな人が揃った和太鼓チームの中でも人一倍お元気な方。そんな石下さんに、これまで印象に残ったことなどを中心にうかがいました。

Q:ピースボートを知ったきっかけは?

A:もともと海外生活は長いんです。最近は一ヶ月ほどメキシコにも行ってきました。20年ほど前から様々な国を回りたいと思っていました。なので昨年12月に新聞で見つけてこれはイイ!!と早速問い合わせましたね。46回は時期も良いですし、内容も良かったです。最近はボランティアスタッフとしてピースボートセンターに通っています。

Q:そもそも、ピースボートに乗ろうと思われたきっかけは?

A:最初は新聞広告だったんですよ。「地球一周」という文字がどーんと目に飛び込んできて。その時は、もう「行こう!!」って思ってましたね…値段も思ってたほど高くなかったし(笑)

Q:本当に楽しみにされてたんですね(笑)さて、クルーズが始まってから1ヶ月ほどたちましたけど、今のところどんなことが印象に残ってますか?

A:まあねぇ…これだけたくさんの体験をすると、いいこともたくさんあるし、『あれ?』って思うこともいろいろありますよね。でも、初めて訪れる国が多いので、寄港地で見るモノ聞くモノ・食べるモノ、とても興味ぶかいです。
 最近では、やっぱり北欧ですね。オプショナルツアーで行ったムーミン谷が最高に綺麗で…。あの童話の世界に足を踏み入れたようで、子どもみたいにはしゃいでしまいましたね(笑)。
 あとはモロッコですね。民族衣装を着た女の人たちが市場で商いをしているんですが、写真を撮ろうとするとカメラを避けるんですよね。「なんでそこまで嫌がるんだろう」と、ちょっと不思議な気持ちもありましたが、考えさせられる出来事でもありました。

Q:ところで、船内では和太鼓に汗を流しておられる姿をよく見ますが。

A:最初は「動いた方が健康にもいいから」と思って始めたんですよ。お祭りも好きなので、太鼓の音を聴くとワクワクしてくるんです。練習時間は長くなるし、ちょっとキツイなぁということで、もう辞めようかと思ったこともあるんですけど…。

Q:でも、いつも、とっても楽しそうにたたいていらっしゃる(笑)

A:そうですね。出来るようになってくるとやっぱり嬉しいんですよ(笑)3ヶ月の船旅は、終わってしまえばあっという間かもしれません。けれど、せっかく3ヶ月もあるのなら、降りるときに『有意義だった』と思いたいんですよ。

Q:次のニューヨークでは、イベントで和太鼓チームが出演するとか。頑張ってくださいね。

A:頑張って、そして楽しんでたたきたいなと思ってます。
[前田充さん(76歳・東京都出身)、法子さん(70歳)]
前田充さん、法子さん  夕日の沈むデッキの上で出会った前田さんご夫妻。「特に平和とか、戦争反対とかを考えて乗ったわけではなかった」というおふたり、旅の中で変化があったとか…にこやかなおふたりにうかがいました。

Q:ピースボートを知ったきっかけはなんでしょう?

A:そうですねぇ──確か、新聞広告を見て知りました。いままでもたくさんの旅行をしてきたんですよ。だけどこんな大きな旅は初めてですね。

Q:実際に乗ってみてどう感じましたか?

A:あのね、突然なんですけど私たち、今年が結婚45周年なんです。その記念にと思ってピースボートに乗ったんですよ。実際に乗ってみての感想ですか?──それはもう「結婚50周年でもまた乗りたい!!」ということですね(笑)

Q:ところで、船内ではどんな生活をされてるんですか?

A:主に、水先案内人の方のいろんな講座を聞いてます。まだまだ知らないことはたくさんあるんだなと思わされますよ。非常に興味深いですね。

Q:──と、いわれますと??

A:ピースボートは新聞を見て初めて知ったんですが、私たち自身は特に「戦争反対」とか「平和」について考えようと思って乗ったわけではなかったんです。けれど、様々な講座を聞いていくうちに、「平和」の素晴らしさについて改めて思い至ったんですね。若い人たちも頑張ってるし…平和の素晴らしさとか、戦争の愚かさというものをもっと伝えていかなくては、と。本当にね。

Q:今度はぜひ、そういう話も聞かせてください。

A:はい。よろしくお願いします(笑)

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