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□「平和の祭典」オリンピックによせて ――ピースセレモニーを開催!!□ |
8月13日、トパーズ号はいよいよオリンピック開催地のギリシャに寄港!!
クルーズ出航前から、広島・長崎でのセレモニーなどを通して「オリンピック停戦」をアピールしてきたピースボート。14日には、ピレウス市内のベアケイオ円形劇場にて、広島の平和記念公園・長崎の爆心地公園から採火された「平和の火」をギリシャに分灯するという一大セレモニーを開催した。
いまこそ、ギリシャから平和のメッセージを――そんな願いのこもったセレモニーをレポート!! |
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セレモニーの共催者であるピレウス州知事・ピレウス市長も、忙しい中駆けつけてくれた。
まずは彼らから、被爆者であり、「語り部」として原爆の恐ろしさを伝え続けている水先案内人・天野文子さんと、ピースボート参加者で被爆者でもある石川良子さんにオリーブの木が贈呈された。
「オリーブの木は平和の象徴。ぜひ、広島と長崎にこの木を植えてください」。この木の成長とともに、平和が大きく育ちますように――。 |
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地元・パンテオン大学の学生たちがダンスを披露してくれた。本来ならば夏休みの真っ最中だという彼ら、このイベントの準備と同時進行で、ダンスの練習を重ねてきたそう。 |
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ピースボート側からもパフォーマンスを披露。こちらは、北海道民謡「ソーラン節」をアレンジしたダンス「南中ソーラン」。
全身を使った激しい振りは、漁師の動きをモチーフにしたものだとか。 |
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そして、こちらは今クルーズではおなじみとなった「阿波踊り」。写真の通り、とにかくすごい人!!
100名以上の参加者がおそろいの法被を着て賑やかに踊るようすは、迫力満点!! |
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セレモニーはいよいよクライマックス。広島・長崎の「平和の火」が、ギリシャに分灯される。
長崎の火は、実は1983年にギリシャから送られたもの――その火が21年ぶりの「里帰り」を果たしたことになる。 |
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今クルーズには、ギリシャから3名の若者が「ピース・アンバサダー(平和の大使)」として乗船。写真はそのうちのふたり、エレーニ・マントラッツィさん(右)とヴィヴィアン・ミロニさん(中央)。
これまでの寄港地イベントでも、中心メンバーとして活躍してくれた。 |
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1993年、国連で採択された「五輪停戦決議」。その決議への支持を求めておこなったこのセレモニーの最後を飾ったのは、色鮮やかな特大の花火だった。
そして。このセレモニーは、「平和の祭典」オリンピック開催中のギリシャから発信した「平和のメッセージ」でもあった。ここで受け取ったメッセージは「平和の火」と共に、アメリカ合衆国・ニューヨークへと向かう――。
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