第46回ピースボート地球一周クルーズ寄港地インフォメーション
map マッサワ
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ティグリニア語、アラブ語
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-6時間
--解説--
photo アクスム古代王国の滅亡後、トルコ、エジプトなどの支配時代を経て、19世紀末からイタリアの支配下に。第二次世界大戦後に隣国エチオピアと連邦を結成して独立するが、1962年には一方的にエチオピアに強制併合された。
 以後、30年以上も続いた独立戦争の末、1993年に国連監視のもとで独立を問う住民投票が行われ、9割を越える人々が独立を支持、ようやく正式独立が決定した。
 しかし1998年、それまで友好関係を保っていた旧宗主国エチオピアとの間に、98年、国境確定や港の使用料問題をめぐって紛争が再燃。2000年6月に停戦が成立したものの、数万人が難民となって、国内やスーダンの難民キャンプに流出した。2001年から、ようやく政府による難民の帰還が進められている。

[寄港地担当者より]
 長い闘いの末に、1993年、隣国エチオピアからの独立を果たしたエリトリア。「アフリカで一番新しい国」も、すでに独立から10年を迎えたことになります。
 毎年のように、干ばつによる大飢饉に見舞われる、といった数多くの困難や問題点にも直面しながら、「新国家」への道のりを模索する人たち──。
 ピースボートは1995年の初訪問以来、この新しい国の歩みをずっと見守ってきました。だからこそ、人々との交流を通して、たくさんのことも見えてくるはず。そして、彼らとともに「平和」の未来像を紡いでゆくために、私たちに今何ができるのか…。そんなことも一緒に考えていけたら、と思います。
(森陽子)

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