知的発達障害を持つ人たちがアスリートとして活躍する「スペシャルオリンピックス」。2005年、この国際大会が長野でおこなわれます。
ニューヨークから乗船された盛田英夫さんは、NPO法人「スペシャルオリンピックス日本」の会長をされています。やさしい笑顔と、どんな質問にもひとつひとつ丁寧に答えてくださる姿が印象的だった、盛田さんのインタビューをどうぞ!!
Q:船に乗られることになったきっかけは何ですか?
A:スペシャルオリンピックスの勉強会にピースボートのスタッフが来ていたんです。そこで声をかけられて「おもしろそうやないかい」と思って(笑)。また、こういう場に出ることで、スペシャルオリンピックスのことを多くの人に伝えることもできますからね。
Q:船に乗ってみてどんな印象をお持ちですか?
A:いろんな人に出会えて勉強になりますね。船内講座でも、講座が終わった後にまた参加者の方と話すことが出来るでしょう。だから、いっぺん聞くだけよりも、講義の内容を深く理解してもらえるのではないでしょうか。
Q:今回の乗船で、私たちにいちばん伝えたいこととは何ですか?
A:障害をもっている人ともっていない人を区別しないでほしい、ということです。一口に「障害者」でも一人一人違うのです。ひとりの人間として、特徴を持っているだけなのです。人間一人一人を見ていくと、そんなに違わないんですよ。差別や区別というのは、自分でしているだけなのですから。
Q:盛田さんのお話を聞いていると、すごくポジティブな感じがします。では、そんな盛田さんの好きな言葉を教えてください。
A:──『人生一度しかない』!!
毎日悔いなく生きていきたい。毎日全力疾走、そして長く走りつづけたいですね。今日使えるエネルギーは、今日中に使っちゃうんですよ(笑)
Q:ご趣味は何ですか??やっぱりスポーツなんでしょうか??
A:ヨットやスキー、それから大きいボールを使ったスポーツですね。身体を動かすことが好きだし、いろんな所に行けるから旅行も好きです。
Q:今後、やってみたいと思うコトがあったら教えてください。
A:そうですねぇ…暇をつくって、たくさん本を持って、またピースボートに乗りたいですね(笑)
(聞き手 青井睦)
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