life onboard
「沖縄から見る日本〜思いやり予算、私達の税金で米軍基地は存在している!!〜」
/寿[kotobuki](ミュージシャン)
 沖縄音楽をルーツに持つミュージシャン、寿[kotobuki]。彼らによる沖縄企画、今回は日本が米軍基地に対して出している「思いやり予算」をクローズアップ。基地外の土地であっても自由に使うことのできない沖縄・会計報告の義務がない予算――「お金を出している」側の私たち、そして日本政府と米軍との「不公平な関係」について語ってくださいました。

 「日本政府は、地位協定も日米安保も日本を守るためのものだと言っています。しかし、沖縄は守られているでしょうか??
 9.11後、沖縄を訪れ、米軍基地のそばを通った際、米軍の銃口は私たち市民に向けられていました。それでも、米軍が沖縄を守っていると言えるでしょうか??地位協定があっても、日米安保があっても沖縄は守られていません。こうした問題は、基地のない場所に住む人たちにとっても無関係な問題ではありません。
 私たちの税金が使われている以上、私たちは無自覚に戦争に参加していることになります。私たちはもっと、自分のお金がどこに行って、何に使われているのかを監視する必要があると思います。」

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