SEA NAVI 5月6日号
やさしい「ココナツの大地」へ
 インド・コーチンのあるケーララ州は、「ココナツの大地」という意味。その名が示すとおり、水と自然の豊かなところです。港からバスで2時間、私たちを出迎えてくれたのは、色鮮やかな自然と人々の笑顔でした――そんな「ゆったり体験」をレポート!!

 港からバスで2時間、アレッピーという街に到着。ここには、バックウォーターと呼ばれる水郷地帯が広がっています。
 椰子の木が生い茂る「熱帯」の光景なのに、なんだか懐かしい感じ――遊覧船に乗って外を眺めていたら、対岸にいた親子連れが手を振ってくれました。

 コーチンの海辺では、たくさんの「チャイニーズ・フィッシング・ネット」というサカナ獲り網が見られます。中国からこの漁法が伝わってきたのは13世紀ごろ。海の中に網を沈め、半日後に引きあげるんだそうです。
 現在では明かりや撒き餌でサカナをおびき寄せることもあるそうですが、いちばんの秘訣は「のんびり気長に待つ」ことなんだとか…。

 ホテルで出迎えてくれたのがこの「おもてなし」。額に「ビンディ」という赤い印をつけてくれます。もとはお清めのような意味もあった、というビンディですが、いまは女性たちのファッション。色のバリエーションも豊富なんだそう。
 とにかくゆったり過ごした2日間、これからの旅に向けて、いいリフレッシュになりました。

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