古くはペルシャやギリシャ、ローマなどの支配を受け、16世紀からオスマントルコの支配下に。第一次世界大戦後の英国による委任統治を経て、1946年に独立を果たす。
中東戦争では、大勢のパレスチナ難民を国内に受け入れるとともに、一時はパレスチナ・ゲリラのPLO(パレスチナ解放戦線)の活動拠点ともなっていた。また、湾岸戦争の際、国内に暮らすパレスチナ系の人々の声を受けて、イラク支持の姿勢を打ち出したことでも知られる。
国民の9割以上をイスラム教徒が占める「イスラムの国」。映画『インディ・ジョーンズ』の舞台として知られるペトラ遺跡をはじめ、観光ポイントは数多い。特に1994年にイスラエルと和平条約を結んだあとは、イスラエル人観光客の姿が目立つ。
1999年、国民に高い人気を得ていたフセイン国王が死去。王位をついだアブドラ国王は、米国のイラク攻撃に際し「対米支持」を打ち出した。 |