life onboard
□イースター島前夜はラパヌイダンスで!!
 チリ領だけれど、文化的には太平洋の島々とつながっているイースター島。水先案内人のヴァイ・ア・ヘバさんは、島の伝統や文化を受け継いでいこうという若者たちがつくったダンスグループからやってきた。イースター前夜におこなわれたのは、彼女の主催するダンスワークショップの発表会だ。
 現地の人々は、イースターのことを「ラパヌイ(偉大なる島)」と呼ぶ。そんな島の力強い鼓動が感じられたショーをレポート!!

 まずは彼女自身のダンスを披露。踊っている間中、カメラのフラッシュがあちこちでバシバシ光っていた。
 衣装もさることながら、腰と手をゆっくり動かして踊るヴァイさんがとってもウツクシイ…。中には激しく腰を振る、ノリノリなダンスもあるそうだ。

 ワークショップに参加した人たちも登場!!男女別々に向かい合って踊る姿には、まわりからのあったかい拍手が。

  おっ、あやとり?!──と思ったら、これもラパヌイの伝統的な遊び「カイカイ」だ。
 たくさんの人が訪れる「観光」の島、イースター。ヴァイさんのダンスグループでは、そんなイースターの伝統的な文化を守るだけでなく、島を訪れた人たちに伝えていくという活動をしている。それが島に生きる若者たちの「新たな生きがい」になれば、という目的もあるという。そんなイースター島、ラパヌイを、私たちはいよいよ明日訪れる…。
(久野良子)

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