□ISラティーノスとピースイベント準備
次の寄港地、バルパライソでは、ISラティーノスと現地の人たちとによる「ピースイベント」が予定されている。寄港まであと2日とせまった今日、船内では、夜を徹しての作業がおこなわれていた。
これは、丸いダンボールにメッセージを描いて、「盾」のようなプラカードをつくろうとしているところ。
これは、長ーい布に頭を通す穴を開けて「着る」という、珍しい横断幕。アルゼンチン出身のISたちが中心となって、スペイン語と日本語、そして、この船にコリアンが多いことからハングル・バージョンも作成中。
2時間かかって、やっと1枚目の表面ができあがり。この布を「着て」歩く姿が「イモムシ(スペイン語でグサノ)」に似ていることから、この横断幕は船内で「グサノ・プロジェクト」と呼ばれている。
ちなみにこれは「平和のために、世界の人々と手をつなごう」という意味だそう。このあとも裏面、そして2枚目作成と、延々と続いた作業。バルパライソまではやっぱり、眠れそうにない──。
(久野良子)
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