[ポンデケージョ/Pao de queijo]
日本でも一時期流行したので、食べたことのある人も多いのでは?ケージョは「チーズ」のことで、要するに「チーズ味のパン」。タピオカの澱粉が使われていて、独特のもっちりした食感が楽しい。主食というよりはむしろおやつとして食べられているようで、コーヒーにもぴったり。
[コルコバードの丘/Morro do Corcovado]
入港時に船の上からも見ることができるリオのシンボル。海抜710キロメートルの丘に、まるでリオの街を守るかのように、手を広げたキリストの像がそびえたつ。夕方からはライトアップされてさらに美しい。丘の上からはリオの街全体が一望できるが、車やケーブルカーでは途中までしかのぼることができない。キリスト像までは階段を使ってあがることになるので、途中のカフェで一休みしながらどうぞ。また、混雑が予想されるので、時間は余裕をもって。
[カンデラリア教会/Igreja da Candelaria]
リオの街中にある美しい教会で、1993年7月に起こったストリートチルドレン虐殺事件の現場ともなった。
リオの路上に暮らす子どもたちの数は2000人以上ともいわれ、虐殺事件の夜も、50人以上の子どもたちが教会の周りで眠っていた。そこに覆面を被った男たちが現れ、突然発砲。8人の命を奪った。リオではこのほかにも、ストリートチルドレン殺害の事件がいくつも起こっている。彼らを邪魔な存在と考える商店主などに雇われた"殺し屋"によるものといわれ、警察の関与も噂されている。
カンデラリア教会の前には、現在、殺された子どもたちの名前が記された小さな十字架が立っている。世界一貧富の差がはげしい国、ブラジルのひとつの現実を、ここで見つめてみたい。ただし、夜間や昼食時間帯などは人通りが少なく危険なので、グループでの訪問を。