▼タイタヒル野生動物保護区へ▼
ツァボ国立公園の南に位置するタイタヒル野生動物保護区。50種類のほ乳類と300種類の鳥が生息している。モンバサのキリンディニ港を出て、ミニバンに揺られること4時間、保護区内のサルトリックロッジに到着した。サバンナのど真ん中、そして一週間ぶりの大地!広大なサバンナを駆け抜けた2日間だった。
ロッジのすぐ前は人工の水飲み場になっていて、乾期の今は多くの動物たちが集う。私たちが到着した時も、シマウマ、猿、バッファロー、ゾウなどの動物で賑わっていた。
到着早々こんな至近距離で野生動物がお目にかかれるとは!!でも、時々いたずらなゾウがいて、水をひっかけられることもあるそうだから要注意!
サバンナの一日は温度差が激しく、朝はかなり冷え込む。風は冷たく息も白い。寒さに震えつつ早朝のゲームドライブ開始。
太陽が昇り初めて間もない頃、キリンの群に遭遇。逆光に照らされるキリンはとてもきれい。自然に生きる動物のたくましさも感じた。
太陽が昇るにつれだんだんと暖かくなってくる。ちょうどサバンナの冷たい風が爽やかな風へと変わってきた頃、2匹のシカを見かけた。シカもじっとしてひなたぼっこを楽しんでいるのだろうか?
キノコのように林立するロッジを背景に、私たちの前を、悠然とシマウマが横切っていった。鳥のさえずりをききながらのんびりと草をはむシマウマをボーッと眺める…それを眺められるのが最高の贅沢だ、と感じられた2日間だった。
(松本亜希)
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