船内ニュース
7月17日 寄席「渡波亭一門会」
 水先案内人の落語家・古今亭菊千代さんのもとに集まった、44名の「お弟子さん」。1週間ひたすら練習を積んできた彼らによる寄席が開かれた。「渡波亭(とぱてい)一門会」と名付けられたこの会の、笑いと拍手でいっぱいになった様子をリポート!
 何事もまずは基本から。ということで、発声、礼儀作法など噺家の「基本」から教わった。まずは堂々と、ひとりひとりが小咄を発表。
 この中には得意の手話を活かした"手話小噺"も登場。まったくの素人によるアイディア勝負だ。
 やはり締めは"大喜利"。菊千代さんからだけでなく、会場からも次々と出されるお題に対し「テストと掛けてカエルと解く、そのココロは…」と即興で答えなければならないからドキドキだ。もちろん、でき次第によってはハリセンが…。
 最後まで大盛況の中、寄席は無事終了。会場では、菊千代さんだけでなく、何故か「お弟子さん」たちに握手を求める人や「面白かったよ」と声を掛ける人の姿があちこちで見られた。たった1週間の「落語体験」、とりあえずは大成功!
(野中雪絵)
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