船内ニュース
7月10日 インティファーダを追って/後藤和夫(TVディレクター)
 「インティファーダ」──イスラエルとパレスチナについて語るときに、この言葉は欠かせない。この講座では、水先案内人・後藤和夫さんが約2年半かけて撮り続けたイスラエル・パレスチナの映像をもとに説明していただきました。
 「インティファーダとは、イスラエルの占領に抵抗するパレスチナの民衆蜂起です。いつの時代でも独立を勝ち取る為、民衆蜂起がおこなわれてきました。ところが、ニューヨークの9.11事件以降、こういったパレスチナの行為が「テロ」扱いされ、イスラエルから攻撃をうけています。パレスチナ自治区と決められた地域にもかかわらず、イスラエルの戦車が駐留し、外出禁止令が発令され、厳しい監視をうけています。乗用車が走る横を実弾が飛びかう──そんな日常があるのです。日本で放送できなかった映像を見てください。今、何が起きていて、我々に何ができるのか考えていきましょう」
(田上友美)
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