8月26日 「子ども達が危ない」〜教育基本法と心のノート〜
/俵義文(子どもと教科書全国ネット21事務局長)
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2002年から全国の小・中学校で使用されている道徳の副教材「心のノート」。この教材が持つ本当の目的と危険性、そして「改正」されようとしている「教育基本法」について、水先案内人の俵義文さんが語った。 |
「いまの義務教育は、子どものための教育から、国家の為の教育へと向かっています。1つは愛国心教育を盛り込むことです。既に昨年は11府県・172自治体で愛国心通知票≠ェ使用されていることがわかりました。
2つ目はエリート教育を盛り込み、法制化することです。2002年より、約11億の予算をかけて文部科学省が作成した『心のノート』4冊が小・中学校で配布されました。子どもを通じて家庭や町・社会を変えていくものだとされていますが、これは子どもの心をコントロールし、最後は『愛国心』へと導くものとなっています。この4冊を通して見たとき、非常に不気味さを感じます。この『心のノート』は、憲法を変えるための重要な1つの柱。日本はいま、戦争ができる国、戦争をする国に転換しようとしているのです。」
(徳満理恵)
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