第41回ピースボート地球一周クルーズレポート
8月7日 船内トピックス
 ニューヨーク寄港はいよいよ明日。「アメリカの可能性」と題しておこなわれた講座は、水先案内人のフィリスさん、バレリーさん、そしてISのライアンの、いずれも米国出身の3名だ。
 現在、米国各地で高まっている反戦運動をもとに進められた講座で、3人の一致した意見は、「とにかく政府の情報を鵜呑みにしないこと。自分で調べ、自分の意見を発信すること」ということだった。フィリスさんは最後に言った。「反戦運動の輪を広げよう。ひとりひとりの意識が、世界を変えていくのです」。
 水先案内人・河辺一郎さんの講座でおこなわれたのは、「国連ができるまでとできてから」の、50年間をあらわした寸劇だ。
 これは難しく考えがちな「国連」を少しでもわかりやすくしたいと参加者有志が集まり、脚本からつくりあげたもの。練習時間がなかなかとれず、台詞を忘れた箇所もあったが、そこは絶妙なアドリブでカバー。観客のみんなは大爆笑しながらも、しっかりと国連の歴史を学べたにちがいない?!
(中村充利)
 毎朝おこなわれている企画「聖書と賛美歌」では、教会にいったことがある人から初めて聖書にふれる人までいろんな人が集まっている。聖書を読み、感想を述べ合うのだ。
 いま読んでいるのは、「マルコによる福音書」。参加者に感想を聞いてみても「毎朝静かな時間を過ごせるから心が落ち着く」「初めて聖書を読みました。讃美歌って思ったより楽しいんですね」など、さまざまだ。
(横江淳)
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