8月6日 国連に届けよう東北アジアの非核・平和 |
58年前の今日、広島に原爆が投下された。洋上では核兵器廃絶と東北アジアの非核地帯の設立を呼びかける提言書「核兵器のない平和な東北アジアを目指して」が作成され、署名式が行われた。これはニューヨークに寄港する8月8日、国連本部の軍縮担当・阿部事務次長に手渡されることになっている。
作成に携わったメンバーが、それぞれの立場からこの提言書の意義・必要性を語った。ここでは韓国NGOのパク・チョンウンさん、米国出身のフィリス・ベニスさんのコメントを紹介する。 |
パク・チョンウンさん(参与連帯・平和軍縮センター)
「私たち韓国の市民活動家は、北朝鮮と米国が互いに危機をあおることを直ちにやめ、対立を解消する交渉を行うことを要求します。
私たち市民活動家がいちばん懸念していることは、韓国政府が、市民の反対があったにもかかわらずイラクに派兵したという外向的な誤りをおかしたことです。韓国の市民は、不当な地位協定の見直しなど、対米関係を再構築するよう求めています。
朝鮮半島の緊張は誰も望んではいません。米国と国連は1953年の休戦協定を平和協定へ変え、冷戦構造を解体する役割を果たすべきです」
フィリス・ベニスさん(ジャーナリスト)
「残念ながら、米国はこの8月6日から何も学んでいません。世界はすべて非核地帯になるべきです。そして、東北アジアに非核地帯を作ることは最も優先されるべきことです。
ピースボートは世界を旅し、そしてニューヨークでは国連を訪れます。そして2年後、ニューヨークでは『核不拡散条約』の再検討会議が行われます。私たちは国連に、すべての核兵器をなくすようプレッシャーを与えなければなりません」
(徳満理恵)
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