船内ニュース
3月9日 今こそ語らねばならないもの/姜済淑[カン・ジェスク](平和市民連帯代表)
 水先案内人のカン・ジェスクさんが、若者にもっと戦争体験を聞いて欲しいということでおこなわれた「今こそ語らねばならないもの」。参加者の大田垣成子さん、渡部清さんが自らの戦争体験を語ってくれた。ここでは、戦争は「今に繋がる問題」と語ったカン・ジェスクさんの言葉を紹介する。
 「慰安婦にされた朝鮮の女性たちは、たまたま朝鮮に生まれたのです。私もその時代に生まれていたらそういう目に遭っていたかもしれません。今の日本の若い女の人たちもその時に生まれていたらそういう目に遭っていたかもしれません。『慰安婦』に限らず、戦争時に起こったことというのはその時代だけで終わるものではなくて、今でも戦争があれば起こるものなんですね。
  また、『性暴力』というものはまだまだ残っています。そういう意味でも、過去だけの問題ではなくて今現在の問題ですし、自分の問題なんですね。そういうことを実感しなければいけません。」
(中村真美)
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