1月18日 治療薬無料への道〜えっ!ただなの?エイズ薬〜
/下郷さとみ(フリーライター)、ジョゼ・アラウージョ(GIV代表)
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ブラジルで最初のエイズ患者が報告されたのが1983年。当初は有料で、しかも高価な治療薬が、NGOの活動によって、1996年には、すべてのブラジル在住者に無料配布されるようになった。今回の講座では、
(1)ブラジルではどのようにNGOが育ってきたか
(2)ブラジルにおける公的医療システム
(3)ブラジルでどのようにエイズ治療薬が無料にいたったか
について話して頂いた。ここでは、アラウージョさんの最後のコメントを紹介したいと思う。 |
「皆さんは、エイズの問題についていろいろ学ぶ中で、心を揺さぶられ、時には涙を流すこともあるかもしれません。けれど『感情』というものは、ある意味すぐに去ってしまうものです。感情や情緒という、そこの時点で留まるのではなく"ではいったいなぜなのか""そして私たちはどうすればいいのか"というところを考えてほしい。みなさんには、社会の不正に対して怒りを感じたら、その次には具体的な行動、というように結びつけていってほしい。是非行動してほしいです。」
(中村真美)
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