2月28日 タヒチ美人
水先案内人のガブリエル・テティアラヒさん(通称ガビさん)のNGO「ヒティ・タウ」では、伝統文化の継承や環境保護、先住民族マオヒの自立をめざしてモノイ(ココナッツオイル)やバニラの生産にも取り組んでいる。
今回、たくさんのモノイやバニラ、そしてたくさんのカラフルなパレオを船に持ってきてくれたガビさんがそれらの使い方を教えてくれた。また、風力発電で沸かしたお湯を使用したお茶を出す「エコ・カフェ」も同時に開かれた。
恋人のいる人や既婚者は、パレオを左肩で結ぶそうだ。「パレオを巻く時は必ず下着をつけてくださいね」と注意があるかと思えば、下着をつけていない時の巻き方の説明まで。タヒチの人は、果たして下着をつけているのかどうか…それは聞き忘れました。とにもかくにも、色とりどりのパレオは参加者に大好評。
「モノイには保湿効果があり、肌がすべすべになります。だけど日光をあてる伝統的な栽培をしているのは、ヒティ・タウだけです」という説明に、講座終了後の物品販売では、ヒティ・タウ製のモノイに手を伸ばす方も多かった。
「バニラビーンズは、砂糖や紅茶の葉などに香りをつけたり、アルコールに漬けてリキュールをつくるのに使います。日のあたらない暗い場所で保存すれば半永久的に使用することもできますよ」。
ということで、さっそく甘いバニラの香りを加えたコーヒーや紅茶が出された。このお茶は、船の風力発電で沸かしたお湯を使用したもの。一緒に出されたケーキは、キッチンスタッフが特別に作ったものだったそう。ごちそうさまでした!
(小林祥子)
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