船内ニュース
２月２７日　平田仁子国際政治を斬る!〜温暖化2つの現場から〜
／平田仁子(気候ネットワークスタッフ)
　タヒチから乗船した水先案内人、平田仁子さんの講座。日本の環境NGO「気候ネットワーク」で活動されている平田さんが、さまざまな国際会議を傍聴した中でも「COP(温暖化についての締約国際会議）」を中心に、地球温暖化にたいして世界はどう取り組んでいるのかを話してくださった。
　「環境のための国際会議とは名ばかりで、議題は各国の経済利害を中心として話し合われ、会議は遅々として進みません。それでも、今は粘り強く会議を前に進めていくしかない。
　 国益・企業利益をもたらすための営みが環境破壊をもたらすという、今の社会構造そのものを変えていく必要があります。そうしなければ、危険な気候変動は止められません。原因とそれがもたらす結果が分かっていながら破壊に向かうほど、人は愚かではないと私は信じています。」
（河地涼子）
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