2月13日 脱北者〜北朝鮮報道の"責任と役割"〜
/後藤和夫(テレビディレクター)
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水先案内人・後藤和夫さんが、韓国人ジャーナリストが作成した、脱北者(北朝鮮から亡命した人)を扱ったドキュメンタリー『北朝鮮脱出者-亡命・潜伏の3年間の記録』を上映。最後に、北朝鮮をめぐる日本の報道姿勢について語ってくださった。 |
「この作品は、北朝鮮を誹謗するためにつくられているのではなく、苦しい生活の中でも家族への愛を失わない脱北者たちの姿を客観的に伝えています。それに対して、拉致報道以来、日本の北朝鮮報道には、客観性が欠けていないでしょうか。ひどい政治体制のもと人々は貧困に苦しんでいる、それを敵視するような先入観から報道がなされています。つまり、その国をいかにひどい国か、告発・誹謗するような思想的・政治的意図が含まれているのです。本来、報道とは事実だけを積み重ねて、その判断は見ている人に委ねられるべきものなのです。」 (藤森美里)
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