9月16日 記者会見 |
コーチンでは残念な出来事もあった。パキスタン出身のIS(国際学生)、ザイナブ・シャーさんが、インドの入国管理局によって入国を拒否されたのだ。パキスタンとの国交が途切れていること、インドとパキスタンが争っているカシミール紛争が原因と考えられる。
ピースボートでは、この事実をインドのマスメディアに向けて訴えるため、船上での記者会見を開催。水先案内人のベッド・バシムさん(ジャーナリスト/カシミール出身)もこれに出席し、「ザイナブは武装グループの一員でもなければ、パキスタン政府の代表でもない。彼女の上陸は許可されるべきだ」とコメント。
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この記者会見には、インド出身のISサプタリシ・バタチャジーさん(27歳)ほか、7名のISも参加。また、会見にはテレビや新聞など約20社のメディアが来訪。この会見は、翌日、現地のマーラヤラム語の新聞だけでなく英語紙でも報道され、インドにおける「パキスタンとの緊張関係」への関心の高さがうかがえる結果となった。 |
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記者会見後には、ピースボートのプロジェクトチーム・SPACEによるパフォーマンスを披露。今回のテーマは「ひとりひとりが尊重しあえる世界をつくっていこう」というものだという。和太鼓で日本文化を紹介すると共に、歌と手話を使ってパフォーマンスを披露。また、取材に訪れた記者たちに声をかけ「平和のメッセージ」を書いてもらうという場面も。このパフォーマンスも、翌日、現地の新聞に大きく掲載された。
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