9月8日 ISってなーに?/高橋真樹、森本良太(ピースボートスタッフ) |
ピースボートスタッフ・高橋真樹と森本良太による『ISってなーに?〜世界がグッと近くなる〜』と題した企画がおこなわれた。「IS」とはインターナショナル・スチューデント(国際学生)の略。紛争地域で平和活動をしている若者たちを船に招き、紛争解決ワークショップなどをおこなう。この企画では、以前、船上で彼らが出会った、ふたりのISの「出会いから現在まで」を紹介した。
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「2001年5月のクルーズに乗船した、パレスチナ人のラミ・ナセルディンとイスラエル人のケレン・アサフ。彼らは、船を降りてからも一緒に、平和のための活動を続けています。そのきっかけとなったのはピースボートへの乗船なのですが、ラミはピースボートに乗船した理由に『イスラエル人をうち負かしたかった』と言っていましたし、最初のうちはふたりの間に『距離』がありました。が、率直な意見を交わしていくうちに、ラミは『イスラエル人と抵抗なく話せた』と、そしてケレンは『普通だったら、イスラエル人とパレスチナ人の間に友情は育たないけれど、私たちはその壁を越えられた』と言うほど、互いに理解を深めていきました。
ピースボートはこれからも、このような『出会いの場』をつくり、また平和活動を支援していくような広いネットワークをつくっていきたいと思っています。そして僕たちにとっても、ISと友達になることで、ISの出身地が抱えている社会的な『問題』が自分のことのように、より身近に感じられるはずです。このクルーズにもISが8名乗船しています。みなさんも積極的に、彼らに話しかけてみてください」。
(小松美香)
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