9月1日 出航式
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出航式は、北九州出身の参加者、井上直さんらによる「小倉祇園太鼓」の演奏から始まった。船側・陸側双方で和太鼓とシャガラが打ち鳴らされる。
小倉祇園太鼓は、毎年夏に福岡県北九州市の各地でおこなわれる祇園祭のひとつ、「小倉祇園祭り」で披露されるもの。実際の祭りでは、太鼓を据え付けた山車が町を練り歩く。小倉祇園太鼓の特長は全国でも珍しい太鼓の「両面打ち」。出航式でも、力強い両面打ちが披露された。 |
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オリビア号船長、エフレモフ・バレリーさん。これから約3ヶ月、オリビア号で世界をめぐる参加者を歓迎するとともに、見送りにかけつけた岸壁の人たちに向け、「いろいろな体験をし、いろいろな思い出を持って帰ってくる私たちを、3ヶ月後にまた迎えに来て下さい」と語った。
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ピースボートの船旅の「ナビゲータ」とも言える、水先案内人を代表し、フォトジャーナリストの桃井和馬さんがスピーチ。
「これまで世界を旅して地球の状況を見てきましたが、深刻な環境破壊や戦争、紛争など、世界は数多くの問題を抱えています。若い人たちが地球を周り、そういった世界を知ることには大きな意味があると思います。3年前からピースボートに乗船していますが、この船には毎回新しい発見があり、毎回新しいプロジェクトが生まれます。世界を見て、体験し、感じることで新しい世界が開けます。3ヶ月、さまざまなことがあると思いますが、皆さんがんばりましょう!」
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出航を祝う乾杯の音頭をとったのは、IS(International
Student=国際学生)の8人。彼らはイスラエル、パレスチナ、インド、パキスタン、セルビア、ボスニア、コロンビアで活動する20代の若手ジャーナリスト。船内では、世界から孤立する紛争地におけるジャーナリズムや、“紛争をなくすための報道”について講座やディスカッションをおこなう予定だ。 |
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5色の紙テープが飛び交い、いよいよ出航。今日は、夏休み最後の日曜日、ということもあって岸壁には参加者の家族・友人らが1000人以上かけつける、というにぎやかな出航になった。
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