第39回ピースボート地球一周クルーズレポート
ラスパルマス

国名
スペイン (Spain)

ことば
スペイン語  
・解説
 ポルトガルとスペインによる領有争いを経て、15世紀からスペインの支配下に入った。大西洋を横断するスペイン船の中継地として栄え、1821年に正式にスペインの1州となった。現在では、スペインの大西洋軍事的要衝として位置付けられている。
  かつてはグアンチェと呼ばれる先住民族がおり、スペインの人々による弾圧を受けたが、スペイン支配下で混血や同化が進み、ほぼスペイン社会に吸収される形になっている。

カナリア文化をたずねて
 アフリカや南米などからの移民も多いというラスパルマス。「スペイン」とはまた違う、独特の文化を持つ人たちとふれあおうというこのコース、まずは港からほど近いインヘニオ高校へ。明るい高校生たちと日本人との「文化交流」からはじまった。交流は、お決まりの折紙や習字・南京玉簾にはじまり、太鼓を叩いたり、はては炭坑節を踊ったり。生徒たちは興味津々で、他のクラスからも生徒たちが出てきて大騒ぎになった。午後は、1年前にピースボートが寄港した時に造られた記念碑があるレクトゥーラ広場など、街中を散策。いわゆる「ヨーロッパ」のイメージとは違う美しい家並みにも「カナリアの文化」を垣間見たような気がした。
(小松美香)

港で「本気」のサッカー交流
 ラスパルマスの地元サッカークラブ「Puertos de Las Palmas」は、若者たちによる麻薬や暴力が問題となる中、彼らの目を他に向 けさせようと設立された。このクラブとの交流試合は、ピースボートがここを訪れる時の「恒例行事」になっている。
  今回も挨拶もそこそこに、さっそく試合。前半は3-1と優勢だったものの、後半になって相手からが巻き返し、結局は5-3でピースボー トチームの負け…。
  試合後の大交流会では、とってもおいしいパエリアをいただいたり、日本からはからあげと焼きそばでお返ししたり。食事のあとは、音楽をかけて一緒に歌ったり踊ったり。ラスパルマスの人たちの「サッカー好き」と「音楽好き」を、身をもって体感した1日となった。
(宮崎祐)

大自然トレッキング
 ラスパルマスのあるグランカナリア島では、変化に富んだ様々な自然に出会える。その山の一つに登ってトレッキング。パプニングもあったものの、ビックリするくらい青い青空が広がる下で、雄大な景色を眺めながらのトレッキングとなった。
(関口裕美)

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