第39回ピースボート地球一周クルーズレポート
カルタヘナ

国名
コロンビア共和国 (Republic of Colombia)

ことば
スペイン語  
・解説
 16世紀からスペインによる支配を受け、19世紀に「グランコロンビア共和国」として独立。ベネズエラ、エクアドル、パナマがそこから分離独立して現在のコロンビアの枠組みができあがった。
 独立直後から内紛が絶えず、当初は保守党と自由党の二大政党が権力を争って激しく衝突。近年は、政府軍と反政府ゲリラ組織、さらに麻薬組織や民間の極右軍事組織などが対立し合い、内戦が複雑・長期化している。政府とゲリラ組織との和平交渉も遅々として進まず、2002年の大統領選挙では対ゲリラ強攻策を唱える候補が当選した。
 カルタヘナは、16世紀に築かれた石造りの町並みが今も残る「世界遺産の町」で、作家ガルシア・マルケスが「世界でいちばん美しい町」と称えたとも。スペイン植民地時代には、アフリカからやってくる奴隷船が錨を降ろした港町で、現在もコロンビアの中では黒人人口が多い。

カルタヘナ一日めぐり
 スペインの植民地支配時代から貿易港として栄えたカルタヘナは、その美しさから世界遺産にも指定されています。これはそんな街並をめぐるツアー。
  写真は、16世紀に築かれたサン・フェリペ城塞を訪れたときの1コマです。標高40メートルの高さにある砲台は、敵を攻撃しやすいから。丘の上からは美しい街並を一望することができました。
(宮崎祐)

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