10月5日  ▼報復攻撃はいつ始まるのか!?/吉岡達也(ピースボートスタッフ)
モンバサから合流したピースボートスタッフ吉岡達也が、アメリカで起こった同時テロ多発事件を発端とした世界の、そして日本の動きについて報告。改めて今回の事件に対する関心の強さを感じさせる、多数の参加者が集まった。
「今回のテロ行為は非常に単純なメッセージを残していると言えます。テロがターゲットとしたものは、アメリカに象徴される『富と軍事力』だということです。それは誰の目から見ても明らかです。そこを他のテロと混同してはいけません。米、西欧、日本などの『豊か』な国は、今ある自由と便利さを投げ捨て、全てを管理された管理社会になることを選び、それでも自分たちだけの豊かさを求めていくのか、それとも新たな世界を目指していくのかを問われているように思えます。今回のテロ行為は決して許されないことです。だからといって、報復攻撃が許されるというわけではありません。なぜならアメリカやその他の国が報復攻撃にでた時、一番しわ寄せが来るのは難民などの弱者だからです。筑紫哲也さんをはじめ多くの人が『21世紀初めての9月11日は世界を変えた日になるだろう』と言っています。私もそう思います。だからこそ、今回の事件について、私たちは考えていかなければならないのです。」
(北口)
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