11月20日 ▼変革を目指すエクアドル
/ジョニー・ベリス(勤労青少年の会代表)▼
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「高い賃金を払って大人を雇うより、安い賃金で子どもを働かせたほうがいい」――児童労働が深刻な問題になっているエクアドルでは、そう考える雇用主がたくさんいるといいます。NGO「勤労青少年の会」は、子どもの基本的人権を守るため、さまざまな形で支援を行っているグループ。代表を務めるジョニー・ベリスさんに、エクアドルの子どもたちの現在の状況と未来への提案を伺いました。 |
「家族の生活を守るために、一日わずか2〜3ドルの賃金でも働かざるを得ない子どもたちがたくさんいます。私たちは、そういった境遇の子どもたちに少しでも学習の機会を与え、共同作業を通して友達作りや自己啓発の場を持てるよう、活動を行っています。
また、子どもたちの雇用条件を改善するために仕事場へ赴くこともあります。このプログラムに参加した子どもたちの95%は中学、高校へと戻っていきますし、企業の奨学金を受けて大学に進む子もたくさんいます。
理想をいえば、子どもたちが未来に希望を持ち、仕事を得て安定した家庭を築いていけるようにしたい。そのためにも、まずは栄養失調の子供をなくし、家族や社会から虐待を受けないよう、子どもたちの人権を守っていくことが当面の課題だと考えています。」
(石橋)
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